放課後等デイサービスから医療型児童発達支援センターに転職して4ヶ月。医療型児童発達支援センターは児童施設なのだけど、保育園色が強くて恥ずかしながら私も「先生」と呼ばれている。
前職場でうる放課後等デイサービスでは「利用者さんは子ども出会ってもお客様である」と言うことでスタッフは全員「○○さん」と呼ばれていた。
若い頃、飲食業やサービス業をしている人から「総じて先生と呼ばれる人達は偉そうで客としてタチが悪い。医者とか教師が客だと全力で身構える」って聞いたことがある。その時は「いやいや。先生に立派な人格を持ったもいるでしょ?」と思ったものだ。
娘を産んで親になり保護者として先生と関わるようになってからも「先生は大変な仕事だよね」と思っていた。確かに「こりゃハズレだ」と思う先生もいるにはいたけど「先生=偉そう」と感じた事は1度もない。
だけど自分が「先生」と呼ばれる集団の一員になってみて「先生ってどうしてあんなに偉そうなのかしらね?」と思うようになった自分がいる。
私がの職場では保育士だけでなく医師や看護師、理学療法士、作業療法士等が働いて、お子さんや保護者の方から「先生」と呼ばれている。
自分で自分の職場のことを持ち上げるのはどうかと思うのだとげ、現在の職場の支援レベルはものすごく高い。質の高い療育をしていると思うし、職種を問わずスタッフの意識はメチャメチャ高い。
意識高いのは良いのだげれど、なんかこう…偉そうな人が多い。
子ども相手の仕事なので職員達は職種を問わず全員優しいし言葉遣いも丁寧。だけど、そこはかとなく滲み出る「圧」が凄くて保護者さんから苦情が来たことがある。苦情を言われた先生は「圧なんてかけてない」と怒っていたけれど、私は「いやいや。充分高圧的ですよ」と内心で思っていた。
生まれて初めて「先生」ばかりの職場に来てみて思ったはの「先生」って呼ばれる人達の世界の常識は一般社会人の常識とは違う…ってこと。
そして言っちゃあなんだけど、やっぱり皆さん偉そうだ。「どうしてそんなに偉そうなんですか?」と不思議で不思議で仕方ない。
もちろん腰が低くて人として立派な先生もおられるけれど、一般企業と比較すると偉そうにしている人の比率が異常に高い。
先生達も個人として見ると他の人と変わらない普通の人達だな…って思うし、そもそも「先生になりたい」と思って先生になった人達は仕事が好きだったり、心熱かったりする。
なのに先生が個人でなく先生の集団になる変になってしまうのだ。「先生」と言う呼び方は人を勘違いさせてしまう不思議な力を秘めているのかも知れない。
私。今の職場で働きはじめて4ヶ月だって言うのに、業界の雰囲気にいまだ慣れていない。いまだに…どころか一生慣れることが出来ない気さえする。