自宅前にクローバーを植えてみた。
我が家は敷地パツパツに家が建っているような超狭小住宅。北向きで庭もないので、結婚してから1度たりとも植物を育てたことがない。(子どもが幼稚園や学校から持って帰ってきたチューリップや朝顔は除く)
自宅前の道路は私道になっているせいかアスファルトの質が悪い。日々、アスファルトが削れていくせいで、近隣住宅の入り口にはアスファルトが削れた小さな石粒のようなものが溜まりがち。こまめに掃除するものの、どうにもアスファルト屑が気になって仕方がない。
その上アスファルトが荒いせいか敷地と道路の継ぎ目には、うっかりすると大量の雑草が生えてくる。抜いてみたり除草剤をまいてみたりするものの、雑草はなかなか手ごわくて堂々巡りになっている。
そんな中、アスファルト屑&雑草の対策…なのかどうかは分からないけれど、敷地とアスファルトの際に植物を植える家が登場した。
「道路脇に植物を植えちゃうとかアリ?」って話だけど、そもそも道路の一部は個人宅の敷地扱いなので、その観点からは問題ない。
敷地とアスファルトの間に植えた植物は緑のラインのようで、なんだかちょっと素敵だったので我が家も真似をしてみることにした。
園芸的にはレンガ敷き等の隙間に植える植物は「グランドカバー」と呼ばれているらしい。雑草対策も兼ねて踏まれても強い植物を植えるようだ。
そこで我が家がグランドカバーとして採用したのがクローバー。
クローバーの前にも別のグランドカバーの種を巻いてみたものの見事に玉砕し、クローバーはセカンドチャレンジ。日当たりが良いとは言えない家なので育つかどうか心配だったけれど、意外としっかり根付いてくれた。
植物を育てる趣味はなかったけれど、やってみると意外と楽しくて朝夕、クローバーに水をやるのが楽しみになっている。クローバーのおかげでアスファルトの屑が気にならなくなったし、自宅前に緑のラインが敷いてあるようで良い感じだ。
そんな訳で朝な夕なにクローバーを愛でている訳だけど、クローバーを観察する中で「クローバーの葉は夜になると閉じる」という事実に気がついた。49年間生きてきて、クローバーが夜閉じるなんて知らなかっただなんて。
クローバーの葉が閉じる理由としては……
- 夜は光合成量が呼吸よりも少なくなるから葉を閉じる。
- 葉を閉じて葉からの蒸散を防ぐ。
……みたいな説があるそうだけど、明確な理由は分かっていないみたい。
夜に葉を閉じる植物はクローバーだけではないらしく、カタバミやスベリヒユも葉を閉じるとのこと。カタバミに至っては葉っぱがクローバーと似ているので「なるほどなぁ」って感じではある。
我が家のクローバー。夏を越したことがないので無事に夏を越せるのか少し心配。たっぷり土のある場所に植えられている訳じゃないし、アスファルトの熱でやられないかな…とかとか。
それはそれとして。「植物のある生活は良いなぁ」なんて月並みなことを実感している。思えばコロナがなければクローバーを植えようなんて発想に至らなかった気がする。今はなんとなく視線が家の方に向いているからなぁ。
クローバーを植えたのはコロナ以降に起こった良かったことの1つとして記録しておきたい。
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