つい先日の日記で「箱マスクの価格がどこまで下がってくるのか、楽しみに温かく見守っていきたい」と書いたけれど、予想以上の値崩れっぷりに笑ってしまう。
楽天で探すと50枚入りのマスクが送料込1500円以下で買えるようになっているではないか。先月は50枚入り2840円のマスクを買って大喜びしていたのが馬鹿みたいに思える値段である。
子どもの頃、社会の時間で需要と供給の関係について学んだと思うのだけど、それを目の当たりにした気がする。
そして安いマスクがネットで出回るようになった今、地元のスーパー等でもマスク(流石に袋入だけど)をチラホラ見掛けるようになった。
マスクを買うたためにドラッグストアに行列が出来たり、買えないのが昂じて手作りする人が続出したりしたけれど、こんなに早く出回るようになるとは驚いてしまう。
コロナが流行りだした当初「花粉症の娘のマスクだけはなんとしても確保したい」と、血眼になってマスクを探していたあの頃が遠い昔のこのとのような気がする。
学校が休校になり「娘のマスクは必要ないから、もう安心」となってからは、パート先のマスクの在庫がヤバくなってハラハラしたりして、それこそ毎日マスクのことばかり考えいてたのになぁ。
コロナのおかげで毎日大変なことばかりだけど、こんなスピードで世の中が動いていくのを目の当たりに出来るのはある意味ラッキーだったのかな…と思いはじめている。
新型コロナウィルスの流行は間違いなく歴史の教科書に載る出来事だし、私はその歴史的な動乱の中で生きているのだと思うと、何やら誇らしいような気持ちになってくる。
私が年を取って老婆になったなら、それこそドヤ顔で「コロナウィルスが流行った時は大変だった…」と若者にウザ語りをしてしまう気がする。
夫と「マスクが出回りはじめても、コロナが流行る前のように50枚600円で買えるようになるのは難しいかもね」なんて話をしていたけれど、案外早く元の状態に戻るかも知れない。
マスク価格がどこまで下がるのか、それともどこかで下げ止まるのか、これからも楽しみに見守っていきたい。