三連休最終日は御堂筋ランウェイに行ってきた。
私が子どもの頃は御堂筋パレードと呼ばれていた気がするのだけれど、いつの間にか「御堂筋ランウェイ」と呼び名が変わっていた。
我が家は「行列に親を殺された?」と言うレベルで行列に並ぶのが大嫌い。娘はいまだ東京ディズニーランドも、ユニバーサルスタジオにも行ったことがない。
娘は現実主義なタイプで「えっ? でも、あれって作り物でしょ?」とか言っちゃう子だから…って事もあるけれど「行列に並びたくない」と言う部分も大きい。
家族で奮起して行列に並んだのはキッザニアくらいものだ。
そんな私達が苦手な行列に突っ込んでいったのには理由がある。
「ピカチュウの大行進を生で見てみたい」これに尽きる。
娘は幼児期、ポケモンにはまっていた事があり、そのせいか今でもピカチュウだけは別格に好きみたい。Twitter等でピカチュウの大行進やイーブイの大行進の動画を観て「可愛い~。私も行ったみたい~」とは言っていたけれど、本当に行きたいと言い出すとは思ってもいなかった。
行きましょう。行きましょう。実は母も見たかった。
御堂筋ランウェイ2019
御堂筋ランウェイ2019年の目玉は3つ。
- 東京スカパラダイスオーケストラ
- ピカチュウ大行進
- ディズニーランドの出張パレード
実のところ今まで御堂筋ランウェイなんてまったく興味がなかったので、例年どんな人達がパレードに参加しているのか知らないのだけど、2019年は万博やカジノ誘致のこともあってか、特に力が入っていると思われる。
初めて何かをする…となると、当然ながら事前リサーチ。
今年の御堂筋ランウェイはピカチュウ効果でヤバいことになりそう
毎年、御堂筋の通行止めと同時に場所取りがはじまる
御堂筋ランウェイのスタートは午後2時とのことだけど、御堂筋の通行止めは12時から。
「今年はヤバい」との情報があったので、午前11時半に御堂筋に到着。昼食はコンビニおにぎりを場所取りしながら食べる作戦。
11時半に到着した時、すでに短い行列が形成されていた。
- 東京スカパラダイスオーケストラ目当てのガチ勢
- ピカチュウ目当てのガチ勢
- ディズニー目当てのガチ勢
もう「行列のプロ」みたな装備の人達に混じって、ニワカ勢である私達家族も行列に並んだ。早くに突撃した甲斐あって、パレード最前線を確保。現地はレジャーシートや椅子の使用は禁止されていたので、アスフィアの道路に直接座った。
「待ち時間が辛いだろうな」と思っていたけれど、お昼ごはんを食べたり、本を読んだりしていたら意外と苦痛は感じなかった。「持参した本が面白かったから」ってところも多分にある。
東京スカパラダイスオーケストラ
最初のメインとして登場したのは東京スカパラダイスオーケストラ。人力で動く舞台上で演奏しながら、御堂筋を移動していった。
雰囲気だけおすそ分け❤️#御堂筋ランウェイ pic.twitter.com/zJrZCmAobh
— 白蓮@ゆらら (@yurarra) November 4, 2019
「音響も何もないところでの演奏って、どうなんだろう?」と思ったけれど、まったくの杞憂だった。
演奏は凄い迫力だったし、音の振動が身体に伝わってきて素晴らしかった。
東京スカパラダイスオーケストラの演奏を生で聞くのは初めてだったけれど「そりゃあ、濃いファンがつく訳だ」と納得した。
ピカチュウ大行進
東京スカパラダイスオーケストラの後はダンスチーム等のパレードが続き、いよいよピカチュウの登場。
ピカチュウ先輩。圧倒的に可愛い❤️#ピカチュウ#御堂筋ランウェイ#御堂筋オータムパーティ2019 pic.twitter.com/sg4iM3xgak
— 白蓮@ゆらら (@yurarra) November 4, 2019
行進したピカチュウは全員で47体。うち2体は漫才師仕様で青いスーツを着用していた。
…可愛いかった。圧倒的に可愛いかった。
行列の最後に青いスーツのピカチュウが登場したけれど、これについては「まあまあ」って感じ。ピカチュウはありのままの姿が1番可愛い気がする。
ディズニーのパレード
ピカチュウの後も様々なパレードが続き、お待ちかねのディズニー登場。
「ディズニーランドからミッキー達がやって来てくれました」と言うアナウンスと同時に、ディズニーガチ勢が一斉に装備を整えたのは圧巻だった。
- ネズミの耳カチューシャ着用
- ミッキーの耳帽子着用
- ミッキーの手の装着
- くまのプーさんパーカーの帽子着用
……などなど。あれがディズニーランドの流儀なのだと感心した。
ディズニーのパレードの案内があった直後、ガチ勢の皆様が装備を一斉に装備を整えたのを見てディズニーの力を感じた。そして実際に前通ったら老若男女、我を忘れ手を振る魔法かけるの凄い。#御堂筋ランウェイ#御堂筋オータムパーティ2019 #ディズニーパレード pic.twitter.com/IUhI1oRs8Y
— 白蓮@ゆらら (@yurarra) November 4, 2019
そしてミッキーマウスの乗ったパレード用のバスがやって来たのだけど、老若男女、我を忘れてミッキーマウスに手を振っている光景に感動した。もちろん、私も我を忘れて手を振った。
ディズニーランド凄いな。何度でも行きたくなるって人の気持ちも分かる気がした。
娘の意外な感想
そんなこんなで、初めての御堂筋ランウェイを満喫してきた訳だけど、娘も相当楽しんでくれたようだった。
娘に「ピカチュウが可愛いのは当たり前としても、ディズニーパレードどうだった? もし気に入ったならディズニーランド行ってみる?」と聞いてみたところ、娘からはこんな答えが返ってきた。
「やっぱり、ディズニーランドはいいわ。だって、あの中にT先生みたいな人が入ってるんだと思うと、ちょっと引く…」
T先生とは、娘が体操を習っていたときに、厳しい指導で娘が1番恐れていた体操の先生。現役引退後、一時期ディズニーランドの「中の人」として働いていたらしい。
……その発想は無かった。
それはそれとして。娘が体操を続けていたら御堂筋ランウェイなんて行ってなかっただろうと思うと感慨深いものがある。
体操教室には祝日の概念がないので、祝日だって平常運営。夕方遅くまでバッチリ遊んでから体操教室なんて無理なので、体操を習っている時は遊びに出掛けても少し早めに帰宅していた。
今年は娘が体操を辞めて余裕が出来た…ってことで色々なことをしているけれど、御堂筋ランウェイも行って良かった。
……しかしアレだ。娘には根気良く言い聞かせたい。ディズニーランドのキャラクターに「中の人」なんていないんだ…ってことを。
娘にもいつかディズニーの魔法が効く日が来ることを願う。