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病気対応スキルが不足しています。

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娘がインフルエンザに罹患した。

インフルエンザの流行はもはや恒例行事と言っても良いかと思う。

たぶん私が子どもの頃もあったはず。「昔は学校でインフルエンザの集団予防接種が行われていたから、今よりもインフルエンザが少なかったのでは?」なんて意見もあるけれど、今みたいにバッチリ効く薬はなかったし、そもそも「インフルエンザかどうか?」なんて検査もしなかったように思う。

「なんか知らんけど、高熱の出る風邪にかかった」くらいのザック感でやり過ごしていた気がする。実際「風邪ひいて1週間学校休む子」って、当時は多かったような気がする。

昭和の昔話はさておき。

予防接種をしても、手洗いうがいを励行しても、マスクをつけていてもインフルエンザに罹る時はかかる。もう罹ってしまったらどうしようもない。病院に行って、薬を飲んで、大人しく寝ているしかない。

しかし娘は11歳にもなるのに「しんどい…どうしたらいいんだろう…」と涙目で私に聞いてくるのだ。

「インフルエンザなんだから、薬を飲んで、水分だけはしっかり取って、大人しく寝ていたらそのうち治るよ」と言いつつ「どうして娘はこんなに大きくなったのに、病気に対する対処法がなっていないのだろう?」と不思議思ってしまった。

しかし、ふと気がついた。娘は病気の経験が極端に少ないのだ。

お薬手帳を確認してみたところ、昨年の同じ時期にインフルエンザに罹った以外、娘は耳鼻科以外の病院のお世話になっていなかった。しかも昨年は薬との相性が良かったのか、ビックリするほど早く効いたので、あまりしんどい思いをしていない。

我が子の健康さに感心しつつ「病気も多少は経験しとかなきゃ駄目だな」と改めて思った。

「じっと寝てなきゃならないんて暇過ぎる…」と嘆く娘に「元気があるなら、本を読むなり、テレビ観るなり、DSするなりすればいいよ」と言ってみたところ「頭痛くて無理」と娘。「じゃあ、寝るしかないでしょ? 諦めて大人しく寝なさい」と言い聞かせて、自室のベッドに送り込んだ。

私は今でこそ病気知らずだけれど、子どもの頃は病気ばっかりしていたので、娘の年の頃には「しんどい時間をやり過ごす方法」を自分なりに会得していたし「どれくらい経ったら楽になるか」ってことも、なんとなく把握出来るようになっていた。

病気のやり過ごし方なんて、子どもでも当たり前に出来ることだと思っていたけれど、経験していない子には出来ないのだなぁ。

健康って本当にありがたい事だけど「風邪くらい病気は経験しておいた方がいいんだな」とつくづく思った。「風邪をひいた時にどうやって対処するか?」程度のことは、人として身につけてもらいたい。

子どもが病気にかかるのは可哀想だと思うし、親としても何かと面倒くさいのだけど、インフルエンザも人並みに経験してもらわないとな…なんてことを思った。

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日記
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