ここ数年、私の住んでいる自治体でも外国人労働者が増えてきた。最初は中国、ベトナム、フィリピンあたりの人が多い印象だったけれど、インドや南米系の人もいて多国籍感が増している。
職場近くのスーパーは町工場の多い地域と言うこともあって外国人労働者の買い物客が多い。野菜にしても肉や魚にしても一般のスーパーとは売れ筋が違っているらしく、果物コーナーに青バナナが置かれるようになった。
青バナナと言うと日本では「お盆の仏壇にお供えする謎の果物セットの一員」くらいの位置づけだけど、青バナナを食べる国って案外多いみたい。青バナナは加熱して食べる物らしく東アフリカやフィリピン、エクアドルなどでは当たり前に食べられている…らしい。
青バナナは血糖値の急上昇を抑えるレジスタントスターチ(難消化性デンプン)が豊富で、腸内環境を整えて便秘を解消する効果や、血糖値の急上昇を抑える効果があるそうだ。低GI値食品で血糖値が気になる夫にはもってこいの食材と言える。
青バナナ…食べなきゃ!(使命感)
……とは言うものの。私は料理に果物は使いたくない派の人間なのだ。酢豚のパイナップルも柿と大根のナマスもポテトサラダのみかん缶詰も出されたら食べるけど自分で料理するなんてノーサンキュー。青バナナはバナナを名乗るくらいだから、やっぱり果物っぽいのだろうか?
ネットで調べてみたところ青バナナはバナナよりも芋に似た味と食感だと知り、恐る恐る使ってみることにした。最初は1本の青バナナをオリーブオイルで炒めた。味付けは塩コショウのみ。鱈ソテーの付け合わせとしてちょっぴり添えただけ。

鱈ソテーに焼き青バナナ
……意外と美味しかった。家族にも好評で「ほぼ、ジャガイモ」「ジャガイモより美味しいまである」とのこと。
気を良くした私。次は料理として青バナナを投入した。鶏むね肉と青バナナの炒め物など。ちょい中華っぽい味付けで炒めた。

鶏むね肉と青バナナ炒め
これも美味しかった。そもそも「ほぼジャガイモ」的な味と食感なのでどんな料理にでも合う。ジャガイモとの違いは「表面がほんのり、ぬるっとしている」ってこと。だけど里芋ほどのヌルヌル感は無い。
そして私はさらに踏み込んでみることにした。青バナナと人参を金平風に炒めてお弁当のおかずに投入。これについても大好評で夫など「金平ゴボウよりも好き…まである」と言っていた。青バナナって、それ自体に味のクセが無いのでどんな料理にもすんなり馴染む気がする。

青バナナと人参のきんぴら
あえて青バナナの欠点を挙げると皮を剥くのが難しい……ってこと。
一般的に食べられている黄色いバナナと違って、バナナの果実から皮を剥がす作業が難しい。ネットでは「包丁で削ぐように皮を剥く」と紹介されていたけれど、はじめて調理した時は果実まで剥いてしまった。ただ、これについては私なりの解決方法を見出していて、青バナナの上下をカットした後、ピーラーで剥いたら満足のいく綺麗さで皮を剥くことができた。不器用人間でもノー・プロブレム。
安価で低GI値。味のクセも無い…青バナナ。最高過ぎる。
野菜や果物には「旬」って概念が存在するので、1年中青バナナを売っているとは限らないけれど、スーパー等で見掛けたら今後も積極的に取り入れていきたい。シチューとかカレーに入れてみるのもアリかも。
久しぶりに調理した新しい食材は私にとって刺激的だった。最近、料理に関して積極的ではなかったけれど、たまには新しい食材を取り入れていくことも必要だと再認識。年を重ねると保守的になりがちだと言われるけれどホントそれ、もっと新しいことを取り入れつつ生活していきたい。

