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子育て経験を再措置就職の時に優遇する?

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今回の参議院選挙はトンチキなことを言い出す政党がいて、なかなか面白い。ブログには政治ネタは書かないようにしているけれど書かずらはいられなかった。

参政党の「子育て経験を再措置就職の優遇」ってのは「なんてトンチキなことを言うのだろう」と失笑を禁じ得ない。

子どもを産み育てることが人類として尊いお仕事だということは重々理解している。直木賞作家、桐野夏生は「直木賞を取るよりも40歳を過ぎて子どもを産んで育てる方がよほど偉い」みたいなことを書いてているけれど、それについては私も同意する。

だけど「子育てしてきた女性を新卒扱いで採用して給与についても優遇します」というのは、どうなんだろう?

子育て期間、仕事をしていなかった人が社会復帰後、本来の力を発揮してゴリゴリ仕事をするケースもあるけれど、参政党の言うモデルケースの「高校卒業後に大学進学はせずに結婚、出産、子育てして子育てが落ち着いた35歳くらいで再就職する」みたいな場合、学歴も技術も職歴もない「子育て経験のある女性」を採用したいと考える企業はあるんだろうか?

正直…産休育休明けの社会復帰でさえ難しいのが今の日本の現状なのだ。残念だけど仕事ってのは続けていいかないと能力は上がらないので即戦力にはなり得ない。

私自身、職場で「子育てブランクありの新人さんの対応をすることがあるけれど、即戦力として考えるのは難しいと身に沁みて感じている。何なら教育実習生(企業ならインターン)をお預かりしていてるくらいの気持ちでいないと、とてもじゃないけどやっていられない。

選挙前なのでトンチキな公約を立てて人の気を引こうとしているだけかも知れないけれど、いくらなんでも酷過ぎやしないだろうか?

学齢&職歴なしで子どもを複数人育てた人が社会に出て有能に働けるケースも出てくるだろうけど、そこまで有能な人ならそもそも論として専業主婦に収まっていない気がするのだなぁ。

日本にとって少子化が大問題なのは分かっているけれど、それにしても「とりあえず産んでくれ」とばかりにトンチキなことを言い出す政党を私は信頼できない。

それにしても選挙前はどの政党もお金を配りたがったりトンチキなことを言い出すので、見ていて面白い。だけどイザ蓋を開けてみれば投票率は大して上がらないのだろうなぁ~と思う。

「米が高い」と文句を言うのなら、とりあえず投票に行けば良いのにね。『鬼滅の刃』でも書かれていたけど生殺与奪の権限を他人に託してはいけない。自分の未来は自分で選び取っていかなきゃな~ってことで、ひとまず私は投票にいきます。

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