毎年、春はプリキュアの新旧交代のシーズン。2023年はプリキュア20周年とのこと。
ヲタクとは言うもののプリキュアがはじまった頃、私はすでに大人だったのでプリキュア世代ではない。だけどプリキュアには娘が一時期大変お世話になっていたので、プリキュアシリーズには並々ならぬ思い入れがある。
娘はガチガチのヲタクではないので幼児期にプリキュアを履修して1人で勝手に卒業してしまった。娘がプリキュアにハマっている時は着ぐるみショーにも行ったし『プリキュアなりきりスタジオ』などにも足を運んだ。私は根っからのヲタクなので娘のプリキュア期には娘にかこつけて私本気で楽しんだものだ。
プリキュア20周年を記念すべき『ひろがるスカイ!プリキュア』は東映アニメーションの威信をかけた作品なのか、物凄く攻めた設定衝撃を受けた。
- 主人公はピンクじゃなくてブルー
- 成人女性(18歳)のプリキュアがいる
- 男の子のプリキュアがいる
特に驚いたのはプリキュアに男の子がいる…ってこと。
2011年に娘を『プリキュアなりきりスタジオ』に連れて行った時、プリキュアの格好をした男の子いて「好きなものに性別は関係ないよねぇ」と感心した覚えがある。その時のことは当時書いていた「エンピツ日記」にも残っている。
娘が幼児だった頃は「女の子は誰でもプリキュアになれる」と言うキャッチフレーズがあったけれど、男の子でもプリキュアになれるんだなぁ。時代の移り変わりを感じずにはいられない。
娘はプリキュアを卒業してしまったし私もプリキュアを観ていないけど、今年のプリキュアがどんな感じになるのか興味がある。そして今の子ども達がどんな風にプリキュアを受け入れるのか?
例えば…だけど「女の子はピンクって言う固定観念を捨ててブルーを主人公にしました」みたいな思惑があったとしても、フタを開けてみれば「やっぱりピンクに人気が集中したよね」みたいな可能性だってあるのだ。
成人女性プリキュアや男の子プリキュアは俗に言う「大きなお友達」にはウケるかも知れないけれど、子ども達はどう受けとめるのだろう? 子どもの心は柔らかいから普通のこととして受け止めるか知れないし、そうじゃないかも知れない。
『ひろがるスカイ!プリキュア』がどういう風に転がっていくのかはやってみないと分からないけれど東映アニメーションのチャレンジは評価したい。そして新しいチャレンジがどんな風に受け止められるのか動向をチェックしていきたいと思う。