コロナ禍だと言うのに我が家は旅行に行ってきた。
正直、今回の旅行については迷いがあった。コロナ禍の最中しかも娘は受験生。「旅行なんて行ってる場合か?」って話だけど、これにはちょっとした理由がある。
コロナの影響で夫が働いている会社の保養施設の利用率が激下がりしていて、社長から「会社の保養所に泊まりに行ってくれない?」と声が掛かったのだ。
夫は最初「いやぁ~。娘は今年受験生なんで無理です」と断ったのだけど「保養施設で勉強すればいいじゃない? 2部屋取って1部屋は勉強部屋にするといいよ。他に利用者いないから感染対策も心配ないから」と、社長に推されて「じゃ…じゃぁ」って流れに。]娘が乗り気じゃないようなら断るつもりだったのだけど、娘も意外と乗り気だったので2泊3日で木曽福島へ行くことになった。
大阪から木曽福島へは名古屋まで新幹線。名古屋からは特急しなのを利用した。公共交通機関よりも車の方が良いのだろうけど、娘が車酔いするで、あえての判断。新幹線で娘は念願だった「シンカンセンスゴイカタイアイス」を初体験した。
シンカンセンスゴイカタイアイスって、たぶんハーゲンダッツほど美味しい訳じゃないんだけど、新幹線で食べると美味しく感じられるから不思議だ。写真のピスタチオ味は最近発売されたらしい。ピスタチオ好きな人ならハマる味だと思う。
木曽福島では福島宿を少しだけ歩いた。
ガッツリ観光…とまではいかなかったけれど、関所や資料館を見学。木曽福島には中山道が通っていて、今でも古い町並みが残っている。
木曽福島はゆっくり時間をかけて歩くと色々あるのだろうな~と思いつつ、今回の旅のテーマは「ゆっくり過ごす」なので、ちょろっと定番どころを見学して早々に宿に撤収した。
保養所は別荘外地の一角にあって社長が話していた通り、利用者は私達家族だけだった。保養所のすぐ横に川が流れていて、川の流れる音が心地よい宿だった。
夜は貸し切りでBBQ。お肉だけでなく、イワナの塩焼きやお蕎麦なども用意されていて、贅沢過ぎる夕食だった。
お肉も美味しかったけれどイワナの塩焼きが最高に美味しかった。
2日目は娘の勉強時間を確保しつつ保養所の周辺を散歩したりして過ごした。木曽福島の保養所にはエアコンがなかったのりだけど、大阪でエアコンをつけて過ごすよりも涼しいくらいだった。
保養所の周囲には立派なゴルフ場が2つあったものの、コロナの影響なのか利用者は少なくて、散歩をしていても日ととすれ違うことはほとんどなかった。
私はゴルフには縁がないけれど「こりゃ、こんな涼しくて気持の良いとこで、ちっちゃい玉を打って遊ぶのは良い気分だろうな」と、生まれてはじめてゴルフをする人の気持ちがわかったような気がした。
保養所のスタッフの方によるとゴルフをするには1回3万円の利用料が必要とのこと。「なるほど…お金持ちがゴルフをするんじゃなくて、お金を持っていないゴルフ出来ないのか」と妙に納得したりした。
お昼は保養所近くのお洒落なカフェでランチなど。
ハンバーガーのセットやパンケーキのセットなど、家族3人思い思いの物を注文したのだけど、どれもこれも美味しかった。
そうそう。無人駅から一駅だけ電車にも乗った。(帰りは保養所までタクシー利用)無人駅には切符売り場もなくて、バスのように中で整理券を取るシステムになっていた。
3日目は朝食後、早々に宿を撤収した。お昼は名古屋でひつまぶしを食べ、大阪に戻った。
家族全員、ひつまぶしを食べるのは生まれてはじめて。美味しかったし満足したものの「鰻」そのものを味わいたいなら、ひつまぶしよりも鰻丼とか鰻重の方が堪能できる気がした。
今回の旅行は「避暑とリフレッシュ」がテーマだったので、あまり動き回らなかったのだけど、その分ゆっくり身体を休めることができた気がする。
何より良かったのは娘が予想以上に喜んでいた…ってこと。話が出た時も「受験生なのに旅行なんて…」みたいな反応をするかと思っていたのだけど、最初から前のめりだった。肝心の勉強もしっかり取り組めたらしく、塾や学校の宿題も順調とのこと。
コロナ禍のご時世に旅行をする…ってことについては迷いがあったけど、今回は行って良かった。旅行中に食べたものはどれもこれも美味しかったし、予定を詰めなかったこともあって、ゆっくり休養することができた。
旅行を終えて帰宅すると、大抵「やっぱり我が家が1番よね~」みたいなことを思うのだけど、今回の旅行に限っては「もうちょっと居たかったな」と思うほどにはリラックスさせてもらった。
そして再び日常生活が戻ってくる訳だけど、旅行でリフレッシュさせてもらったのだ、夏後半戦もしっかり頑張っていきたいと思う。
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