先日、娘の部屋のエアコンを買い替えた。
娘の部屋はかつて家族の寝室として使っていた部屋でエアコンは15年前のエアコンがついていた。まだ現役で動いているけれど室外機の音が気になるようになったので「夏のエアコンシーズン前に買い換えよう」と新モデルが出る前の旧モデル一掃セールを狙っての購入だった。
思っていたよりも安価にエアコンが手に入って大満足の我が家だったのだけど、問題は取付け工事。
我が家の隣にはご近所で評判のクレーマーが住んでいるので何かの工事をする際には慎重に事を進める必要がある。
まったく訳が分からないのだけれど隣家は現代文明を嫌っている節があり、隣家のせいで隣家の周囲は光回線が通っていない。工事車両等には凸撃しがちで今までも何度となく騒ぎを起こしている。
我が家はご町内では「あの家とトラブルを起こしていない奇跡の一家」として知られている。だけど、これは不断の努力があってこそ…なのだ。
たかがエアコンを交換する工事の説明をするために、私は隣家のチャイムを4度押した。隣家は在宅であっても、気分が乗らない時は出てこないのだ。日にちと時間を変えてチャレンジし、4回目の訪問でようやく対面成功。
そして丁寧に説明して、快くエアコンの工事をご了承戴いた。
「エアコンの工事くらい好きにすれば良いんじゃないの?」って話だし、普通なら当日にでも「工事の音とか、うるさくしてすいません」と声をかけるだけで良さそうなものだけど、クレーマーの隣家と上手く付き合っていくためにはそれでは足りないのだ。
- 隣家の心構えができるよう前もっての告知。
- あくまでも下から丁寧に説明。
- 了承してい戴くまでとにかく根気良く。
……ここまでやって、ようやく安心して工事をお願い出来る。もちろん当日も気を抜いてはいけないし、何かあったらいち早くスライディング土下座をする覚悟で待機していた。
「どうして、うちがそこまで気を使ってペコペコしなきゃならないのよ?」と思わなくもないけれど、筋金入りのクレーマーが本気出してくると面倒くさいので全力で事前対策をしている。
エキサイトしちゃって警察沙汰に発展すると大変だもの。たとえ隣家がクレーマーだったとしても仲良くやっていくしかない。
とりあえず今回もつつがなくエアコンを設置することが出来て何よりだった。これからも隣家とはトラブルを起こすことなく付き合っていきたい。