金曜日の夜中。猛烈なめまいで目が醒めた。
横になっているにも関わらず天井がグルグル回っていて、宇宙飛行士の訓練って感じ。いや…宇宙飛行士の訓練なんて受けたことないけど。
「もしかして。これが噂のメニエールってヤツ?だったら治すの大変なんだよね。仕事行けるかな?」と考えていたら、猛烈な吐き気。
なんとなくだけど三半規管のトラブルっぽい気がしたので、夫は起こさず、階下に行ってトイレで吐きつつ、めまいが過ぎ去るのをじっと待った。
めまいの波が去ってから、早速調べてみたところ。どうやら『良性発作性頭位めまい症』ってヤツみたい。
耳の奥にあるバランスを感知する感覚器「前庭」に異常が生じることで発症する。
前庭には回転運動を感知する「三半規管」と、直線運動や傾きを感知する「耳石器」がある。
耳石器には「耳石」という小さなカルシウムの粒が数百個付着しているが、これが何らかの理由で剥がれ落ち、三半規管に入り込む。
すると、三半規管内を満たしているリンパ液の流れが乱れ、目の動きを調節する神経が刺激されて、めまいが起こる。リンパ液の流れが落ち着けば、症状はすぐに治まる
時事メディカルより引用
中高年女性によく起こるトラブルらしく、運動不足や加齢に伴うホルモンバランスの乱れが原因ではないかと言われているそうだけど、サッカー選手なども罹っている病気で、実のところ原因はよく分かっていないみたい。
落ちついて文章にしてみると、なんてことのない話だけど、猛烈なめまいに襲われて吐きまくっている時は、それこそ「死ぬかと思った」レベルの苦しさだった。
だけど娘が乳児の頃に肩こり過ぎて筋肉の硬直が頚椎を圧迫した事が原因で猛烈なめまいに襲われて吐きままくった経験があるので、なんとなくだけど「たぶん脳疾患じゃないし、絶対におさまる」と言う自信はあった。
ネットで調べていると「そうそう。まさにこんな感じ!」と言うWEB記事を見つけた。記事に登場した人は救急車を呼んでいるけれど「めまいくらいで救急車なんて」って言うよりも「分かるわぁ。あれは焦るよね」と共感してしまった。
めまいと吐き気は少しずつおさまって、昼には普通に昼食を取れるまでに回復したけど、その日は1日ゆっくり過ごすことにした。
コロナウイルスの騒動でパート先はやたら忙しいし、保育士試験の勉強もあるし、娘は家にいるし、PTA関係の対応もあるしで、自分では元気でいるつもりっだったけれど、疲れが溜まっていのだと思う。
人間、頑張るのも大事だけど、身体を休めるのも同じくらい大事だと思う。
加齢と共に「ここまでなら頑張れる」って地点がだんだん手前に迫ってきているみたいだ。自分のイメージする自分と実際の自分が違っていたから今回のようなことが起こってしまった。
とりあえず大した事がなさそうで良かったけれど、これからは「横になって休む勇気」を持って暮らしていきたいと思う。