最近、娘が「味玉」にハマっている。
子どもの味覚って不思議なもので、今まで好きじゃなかったものが突然好きになったりする。
娘は卵料理は好きなのに、最近までゆで卵を嫌っていた。味玉も嫌だし。おでんの卵もノーサンキュー。
食べられない訳じゃないけど「進んで食べたくはない」と言うスタンス。
それがここへ来て唐突に訪れた味玉ブーム。
娘がちょくちょく「味玉食べたい」と言うので定期的に味玉を作り置きするようになった。
味玉(煮玉子)を仕込むだけの簡単なお仕事。これで3個分。しばらく冷蔵庫で待機させます。 pic.twitter.com/B5gT5g3IWE
— 白蓮@ゆらら (@yurarra) 2019年7月2日
今まで我が家には「ゆで玉子を作る」と言う文化が無かった。
夫は子どもの頃に玉子に当たって酷い目にあってから、玉子が苦手。「出されたら食べる」くらいの事は出来るけれど、全般的に卵は好きじゃないし、ゆで玉子なんてもっての他。
私自身「ゆで玉子が大好き」ってほどではないので、料理に使う等、何か特別な理由が無い限りゆで玉子なんて作ることがなかった。
そのため、私の「ゆで玉子スキル」は異常に低く、たかがゆで玉子を作るのに、ちょくちょく失敗を重ねていた。
- 思ったようなゆで加減にならない
- 殻を剥く時に失敗する
- 鍋の中で玉子が割れる
……等、ベテランの主婦なら、おおよそしないだろう失敗を重ねていたのだけれど、ネットで調べたりして最近は味玉に使うゆで玉子を失敗することは無くなってきた。
でも、いつまで経っても成功率が上がらない。
玉子の殻に穴開ける道具
そこで、ふと思い出したのが『3月のライオン』の8巻で出てきたエピソード。
川本姉妹が豚の角煮の煮汁で味玉を作る場面で「卵の殻に穴を空ける100均グッズ」で、卵にあらかじめ穴を空けておくと、殻が剥きやすいし鍋で割れ難くなると言うもの。
「卵の殻に穴を空ける100均グッズ」は以前から知っていたけれど、てっきり「殻が剥きやすくなる」ためだけの道具だ思っていた。
「殻剥きのためだけに道具増やすのもなぁ~」と、今まで敬遠していたのだけど『3月のライオン』の作者、羽海野チカを信じて購入したみた。
最近、娘が味玉にハマっている。
茹で卵作るのに購入したんだけど、有能過ぎてビックリ!
『3月のライオン』の8巻を読んでから気になってたけど、やっと買った!
もっと早く買っときゃ良かった。 pic.twitter.com/haI3AZFUSF
— 白蓮@ゆらら (@yurarra) 2019年6月18日
……凄いやん。いい仕事してくれるやん!
ゆで玉子がこんなに簡単に上手に出来るだなんて、もっと早くに買っておくべきだった。
些細なことかも知れないけれど、世の中にはまだまだ私の知らないことが沢山あるのだな…と、しみじみ思った瞬間だった。
ありがとう。玉子の殻に穴開ける道具。ありがとう羽海野チカさん!
おかげで味玉を仕込むのが楽になったし、楽しくなった。