3連休の中日は娘の小学校の運動会だった。
小学校の運動会と言っても地域によって随分と雰囲気が違っているようだ。体操教室で何人かのお母さんと話をしたら、状況が違い過ぎていてビックリする。
- 前日に保護者席の抽選がある。引く番号によっては色々と終了
- 席取りは先着順。前夜から並ぶ家もある
- 住んでいる地域ごとに座る場所が決まっている
娘の小学校の場合、上記のどれも当てはまらない。
何しろ「ほとんど1学年1クラス」と言う状況なので、そこまで頑張らなくても大丈夫なのだ。
早めに来てシートを敷くご家庭もあるけれど、我が家は娘の出番までは日陰にいて、出番になったら撮影ポイントに向かう…と言う感じ。我が家以外にもシートを敷かない派が多いので、運動会と言っても場所取りの過酷さはまったくない。
毎年、場所取りで苦労した事はないのだけれど、今年は一段とのんびりしていた。残念ながら少子高齢化で生徒数は減る一方。娘の学年は辛うじて2クラスあったのはラッキーだった。
運動会って、毎年学校に行くまで「お弁当作らなきゃな」とか「面倒くさいな」とか「暑いの嫌だな」とかネガティブな気持ちで一杯になってしまうのだけど、いざ学校に行ってみると心が熱くなるから不思議だ。
運動が大嫌いだった私は運動会も大嫌いだったのだけど、お客様として招かれる運動会は嫌いじゃない。我が子だろうが、他所の子だろうが、子どもが頑張っている姿は良いものだ。
娘は今年『組体操』に参加した。
組体操と言うと昨今は中止する小学校が多い。娘の小学校も昨年まで無かったのだけど、何故か今年から復活。娘の小学校では1学年だと組体操が成り立たないので、組体操は5年生と6年生が合同で行うことになっている。
昨今は外で遊ばない子どもが多いせいか、組体操をすると言っても基礎的な事も出来ない子が多いらしい。娘の話を聞いていると、組体操は練習の段階から大変で、娘は練習期間中は愚痴ばかり言っていた。
私は運動が大の苦手だったけれど、娘の話を聞いていると「えっ? そんんな簡単な技で苦戦してるの?」と何度もビックリさせられた。
私のように運動が大の苦手な子どもでも、昭和の子どもは公園で遊ぶのが当たり前だったので、ジャングルジムに登ったり、ブランコを漕いだりするくらいはしていた。遊びの中で「身体の動かし方」や「体重のかけかた」をなんとなく学んでいたのだと思う。
ところが遊びの経験の乏しい子達はビックリするほど「それくらい出来るでしょ?」って事が出来ないのだ。
「そこまでして組体操やらせる意味あるの?」と思ってしまった。
実際、組体操は親の贔屓目パワーを持ってしても「あ。うん。せなや」って感じの仕上がりだった。昨今の組体操は音楽を付きでパフォーマンス的な要素を強くしているので、それなりに華やかではあるけれど「それだったら集団行動とかダンスでいいんじゃないの?」と思ったりした。
娘自身は体育会系なので運動会は大好きだし、なんだかんだ言って活躍するタイプなので、体育が苦手だった私からするとキラキラと輝いて見えた。
台風続きでお天気が心配だったのだけど予定通り運動会を終える事が出来て何よりだった。良い運動会だったと思う。
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