読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

あたし、おばさんだから。

記事内に広告が含まれています。

今年の冬はあまりにも寒くて「とりあえず寒くないような格好をしよう」と言うコンセプトで、我ながらみっともない格好で暮らしていた。

大げさに聞こえると思うのだけど、とにかく毎日生きるのに必死…って感じだった。

貼るカイロの消費量も凄まじく、毎日「どうやってこの冬を乗り切ろうか」と言うことばかり考えていた気がする。

私はどちらかと言うとセンスも悪いしお洒落な人間ではないけれど、それでも若い頃は「お洒落は痩せ我慢」を貫けていたし、それなりに身なりに気を使っていた。

ところがどっこい最近は「みっともなくなければ、それでいいや」くらいの認識で、特に見えないお洒落なんて事はしなくなってしまった。下着類に至っては見事なまでにおばさん仕様。

これでは平日の主婦のアバンチュールどころか100年の恋も醒めるレペル。それがこの冬は「もっとなくなければ、それでいいや」から「ちょっとくらい、みっともなくても暖かければそれでいいや」みたいなノリになっている。

あたし おばさんだから お洒落に自信 なくなってる。

いっそ、パタリロとかスティーブ・ジョブズのように毎日同じ服を着て、冠婚葬祭とかお出かけの時だけ気合い入れた服を着ればいいんじゃないかな」なんて事を思ったりする。

私の場合、オフィスで働く訳じゃない。この先、外に出て働く事があったとしても自転車圏内でパートに出る感じだと思う。それなら「動きやすい・暖かい・しんどくない」の三拍子揃った服であれば充分じゃないかな…と。

しかし、その半面「私もまだ捨てたもんじゃないのでは?」と思う瞬間があるから厄介だ。

例えば10年以上ぶりに宝塚を観に行った時はそれなりにお洒落をしてメイクもキメて行ったのだけどその時は「ナニコレ? 素敵マダムの出来上がりじゃないの~」と自分1人で盛り上がってしまった。

それ以外にも「化粧品とかオールインワンクリームを使う時にビタミン導入剤を混ぜて使ったら肌が良い感じで~」なんて記事を読んだ日には「それ、イイネ! 私も試してみたい」と思ったり、テレビでメイクの方法をレクチャーしているのを観たら「なるほど。ああすると顔が小さく見えるのか。私もあんな風にやってみよう」と思ったりもする。

私は今「お洒落なんて面倒くさい。楽ちんが1番」と言う気持ちと「死ぬまでお洒落でいたい。素敵な女性になりたい」と言う気持ちの間で揺れ動いている。

自分自身、何がしたいのか、どうなりたいのかよく分からない。

どっちの方向を選ぶにしても、吹っ切れたら楽なんだろうけど、その時々によって思う事が違ってくるから難しい。

あたし おばさんだけど 本当は毎日 お姫様みたいな服を着て 暮らしたい

これが本音。

だけどここまでくると「おばさん」とか「若者」とか関係ない次元で無理な話。「楽したい」と「お洒落したい」のどちらに振り切れることもなく、ほどほどのところでやっていけると良いのだろうけどなぁ。

あたし おばさんなのに 意外と自分を分かっていない

20代、30代の頃は自分が40代になった時はもっとしっかり生きていると思っていたのだけどなぁ。自分で自分にガッカリするけど、これもまた自分なのだと受け入れていく他ないように思う。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
日記
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました