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手入れの悪い羊。

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10歳になる娘は髪を長く伸ばしている。最近、洒落っ気が出てきたらしく毎年自分で様々なヘアースタイルを作って登校するようになった。

お洒落に興味が出て来る年頃だなぁ…と思っていたある日の夜のこと。お風呂から上がって髪を乾かし終わったと言う娘の髪を見て仰天した。娘の髪が荒れ放題になっていたのだ。

髪はゴワゴワ。あちこちに切れ毛が出来放題。もともと少しくせ毛ではあるけれど、少しどころではないうねりっぷり。

娘の髪は数年前まで私が洗って乾かしていた。その頃はとても髪が綺麗で美容院に連れて行っても「綺麗な髪ね~」と褒めてもらうほどだった。

シャンプーやリンスはスーパーで売っている市販品を使っているけれど「ちっょと髪が痛み気味かな?」と思った時は、あんず油を使ってケアしていて、それこそシャンプーのCMに登場しそうな天使の輪をキープしていた。

あんなに綺麗だった娘の髪が手入れの悪い羊みたいになっている!

どうやら娘は髪を乾かすのが面倒くさくて、毎日適当に乾かして生乾きの状態でいたらしい。さらに言うならリンスも適当。朝になったら髪がグチャグチャになっているので、これまた乱暴に梳いてくくっていたため、切れ毛がワンサカ出来た模様。

当然ながら娘に説教することになった。

「髪を長く伸ばしたいならキチンと手入れしなさい。手入れが面倒臭いなら、お母さんみたいに短くしなさい。そんな手入れの悪い羊みたいな髪の毛じゃ、どんなに可愛いヘアースタイルにしたってみっともない」と言い聞かせた上で「お母さんの髪を触ってごらん」と私の髪と娘の髪を触らせて、どれだけ自分の髪が傷んでいるのかを認識させた。

流石に娘もショックだったらしい。「これから、ちゃんとします…」と約束してくれた。

以降、娘はちゃんと髪の手入れをするようになり「手入れの悪い羊」から「ちょっとだけマシな羊」くらいに昇格した。

子どもの髪って何もしなくても綺麗だと言われていけれど、あれは乳幼児限定の話なのかも知れない。子どもの髪も手入れをしないと酷いことになるらしい。

娘の事をちゃんと見ていなかった私も悪いのだと思う。

「自分でしているから任せておこう」と油断していた。もちろん娘に任せる事は必要だけど「しっかり見てやれよ」って話だ。もう少し娘のことをしっかり見てやらねば。

娘の髪が手入れの悪い羊のような状態から抜け出しつつあるのは嬉しいことだ。娘も「最近、私の髪もサラサラになってきたよ」と嬉しそう。

女のお洒落は面倒臭い。しかも一生続いていくのだ。

娘が自分の髪を適当に扱っていた気持ちは分からなくもないけれど、そこはキッチリやっていって欲しいな…と思う。

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日記
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