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まっくろくろすけ。あるいは葬儀屋の営業。

毎年の事だけど。寒くなるとお洒落をするのが億劫になる。

私は寒いのが滅法苦手なので秋冬はとにかく「どうやって寒さを乗り切るか?」と言う事が重要になってくる。

着る物に関してはお洒落さよりも暖かさ重視。1番寒い時期など夫から「一体何枚着てるの? 何枚皮を剥いだら本体が出てくるのか? ほとんど玉ねぎ…」と言われる始末。

神田うのが言った「お洒落は痩せ我慢」と言う言葉は名言だと思う。

暖かさばかり追い求めているとお洒落度はグンと低くなる。お金がうなるほどあって「皇室の人とか王室の人が密かに愛用していると言われる超高級なあったか肌着」を着用出来れば違うのかも知れないけれど、ユニクロのヒートテックレベルでは暖かいと言っても知れたものだ。

「出来るだけマシな格好をしなければ」と思うものの、お洒落は防寒と両立しない。

そして冬場は毎日似たようなスタイルになってしまう。

そして「何にでも合わせないように」と思うと黒の服が多くなり、ふと気がつくと「ちょ…今からお通夜でも行くの?」と言いたくなるような黒尽くめの服だったりすることもある。

そんな時は「とりあえずアクセサリーで誤魔化すか…」とばかりに、これまた毎度同じようなネックレスをぶら下げてみたりする。

それでも若い頃はそれなりに良かった。黒を着ていてもそれなりに見えたのだ。

しかし先日、鏡に映った自分の姿を見て「あ~。これはどこかで見たことあるな~。そうだ! 葬儀屋の営業の人だ!」と気がついた。

最近、我が家の近辺は葬儀屋の営業の人がうろうろしている。

昔で言うとろこの互助会的なものを勧めているらしく「子育てが落ち着いたので働きはじめました」的な中年女性がひと目見て葬儀屋と分かるスタイルで飛込み営業をしているのだけど、私の姿は葬儀屋の営業そのものだった。

まっくろくろすけ…とかモジモジ君はまだ良い。だけど葬儀屋の営業はいただけない。

これは早急にどうにかしなきゃいけないなぁ…と思ってはいるのだけれど、イマイチ腰が上がらない。

なんと言うのかなぁ…急に寒くなってしまったものだから「家族の用事以外の事で外に出たくない」と言う気持ちが強くて「よし。ちょっと新しい服でも見に行こう」と言う積極的な気持ちになれないのだ。

若い頃は「お金持ちになって大橋巨泉のように寒い時期は暖かい国で、暑い時期は涼しい国で暮らしたい」と本気で思っていた。

叶わぬ夢だが今でも本気でそう思う。だけど私は大橋巨泉ではないし、そうなる予定もないので寒さに負けずに生きていかねばならないのだ。

葬儀屋の営業から脱却出来るよう善処したい。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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