お盆休み最終日の夜。娘が眠れなくて難渋した。
このお盆休みは家族で思う存分遊んだ…と言うことで最終日は少しのんびり過ごす事にした。我が家にしては朝ものんびり午前8時起床。午前中は家でのんびり過ごして、午後から娘は市の夏休み教室へ。「ペットボトルロケットを作って飛ばそう」と言う講座に参加した。
夫は1人の時間を満喫。なんだかんだと出掛けっぱなしだったのだし、お盆に入るまで娘はバレーボールクラブの練習だの、習い事などで忙しくしていたので、たまにはゆっくり過ごす日があっても良いかな…と。
しかし、この「ゆっくり過ごす」が裏目に出てしまった。
その夜。いつも寝付きの良い娘が「眠れない」と私と夫がいる居間に降りてきた。
「今日はエネルギー持て余しちゃってるのかな」などと言いつつ、一緒にテレビを観たりして、寝室に行ったのだけど結局、午前0時を過ぎて娘はやっと眠りについた。
久しぶりに娘の「眠れない」に向き合ったことで娘がもっと小さかった頃の事を思い出した。
娘は赤ちゃん時代から眠ない子だった。お昼寝は2歳で完全に卒業。ある日「この子は体力あり過ぎて眠れないんだ」と言うことに気がついてからは、毎日娘の体力を削る事だけを考えて暮らしていたと言っても過言ではない。
雨の日に行くところがなくて2駅向こうの西松屋まで傘を差して買い物に行ったり、インフルエンザで幼稚園が学級閉鎖になった時は自動車で行くような距離のショッピングセンターまで歩いて行った事が懐かしく思い出される。
娘は遊びに出掛けても帰りに眠る事がなく、彼女が乗り物で寝たのは人生で2回きりだ。うち1回は珍しさのあまりビデオを撮った覚えがある。
娘が小学生になってからは運動系の習い事をしたり、週末はハードめのアウトドアに連れ出したりして「眠れない」と言う事態に陥る回数は激減していたのだけど、私はここへ来て油断してしまったらしい。
この夏、娘は何かと予定がギッシリで「いくら体力あるって言っても頑張り過ぎでしょ? たまには身体を休ませないと…」と思っていたのだけど、どうやら娘は私の感覚で言うところの「頑張り過ぎ」くらいで丁度良かったらしい。
「眠れない」と難渋した翌日。
娘はいつものように午前6時に起床。市の夏休み講座に行き、自宅でアクロバットのトレーニングを行い、スイミングスクールに行き、午後9時半に眠る事が出来た。
どうやら娘は9歳になった今でもありあまるエネルギーを使い切ってやらないと眠れないらしい。
実のところ今回の眠れない事件があるまで、私は娘が暑さと疲労でバテてしまわないかと心配していて「来年以降もバレーボールクラブに入るなら、夏休みの予定は詰め込み過ぎないようにしなきゃいけないな」と考えていた。
なので「今年くらいのハードモードで丁度良い」って事実は私にとって予想外。しかし、よくよく考えてみると娘はこの夏も食欲旺盛で夏バテしている気配はないし毎日元気で楽しそう。
今年のの夏休みは娘にとって丁度良い感じの忙しさだったようだ。
我が子ながら娘の体力の余りっぷりが羨ましい。「眠れない」どころか私は毎日もっと寝たい。