遠方から友人が来てきくれる時、大阪のお土産として何を渡したら良いものか毎回悩む。
先日、夫のWEB友達が大阪に遊びに来てくれた。夫を含めてオッサン4人。独身男性なので箱に入った感じのお菓子はいらないし、調味料関係もNG。
友達がやってくる前の週、夫は超多忙だったので、お土産の買い出しを頼まれた。
「荷物は多くなってもいいからネタになるもの」との事で選んだのは「レトルトカレー・関西版のどん兵衛・サンミー」の3点セット。さらに夫が関西でしか見掛けと言われる「島田のラムネ」を追加していた。
明日、夫のネット友達が大阪に来るのでお土産を買って来た。神戸屋のサンミーって菓子パンは関西しか売ってないらしい。明日は夫を含めたオッサン5人でキャッキャ遊ぶっぽい。 pic.twitter.com/8gXUlWOlXM
— 白蓮@ゆらら (@yurarra) 2017年3月31日
そして、また夫の友達が来ることになった。今度は女性。夫は「この前と同じヤツでいいよ」と言うだけど、それにつていては私がストップをかけた。
前回はオッサンばかりで、深夜バス降りた面々と会って1時間で銭湯で裸の付き合い…とか言うノリだったので、どん兵衛だのサンミーだのといささかフザケた物でも良かったけれど、若いお嬢さんとなるとそうはいかない。
そもそも荷物が多くなるのは迷惑だ。ここは無難に美味しい消え物を渡したいと思ったのだけど…大阪にはイマイチ良いお土産物が無いのだ。
大阪と言うとタコ焼きとか551の豚まんとか言われるけれど、どちらも日持ちがしない上に嵩張るので手土産として渡すには不向きだ。
大阪は食い倒れの街と言われるだけあって、美味しいものは沢山あるとは言うものの、かん袋のくるみ餅にしても、喜八洲のみたらし団子にしても、出入橋きんつば屋のきんつばにしても日持ちしないので手土産に向かない。
そうかと言って、昔からある粟おこし等はお世辞にも美味しいってものじゃない。
「最高に美味しい!」とまではいかなくても、福岡の博多通りもんとか、仙台の萩の月とか、東京の東京バナナとか定番のお菓子があれば助かるのだけど、大阪にはそれが無いのだ。
結局…悩みに悩んだ末、義母の見舞いに行く道すがらデパ地下で限定物のお菓子を買った。
たぶん無難に美味しいとは思うのだけど、他所の土地から来てくれた人に渡すお土産にデパ地下の物って、イケてない気がしてならない。
私は大阪が大好きなので、大阪に来てくれた人には「楽しかった。また来たいな」と思って欲しいし、どうせなら美味しい物を持って帰ってもらいたいと思っている。
それだけに大阪のお土産物のイケてなさっぷりが残念でならない。ネットの友達と行き来するようになって14~5年経つと思うのだけど、この状況は当時からほぼ変わっていないのだ。
今後、「大阪と言えばコレ」と言えるような、定番のお土産が彗星のように現れる事を願わずにはいられない。