私のパートの勤務時間は基本的に15時終了なのだけど、ここ最近は17時以降に退勤することが多い。17時以降に職場近くの激安スーパーへ行く機会が増えて気付いたのだけど、外国人男性率がやたら高い。
そのスーパーの近くは町工場だったり中小企業などがあるのでそこで働く人達が仕事帰りに買い物をしているみたい。外国人…言ってもザックリし過ぎなので詳しく書くと、たぶんベトナム人。中国人よりも彫りが深くてシュッっとした顔立ちの人が多い。
彼らはとても元気で楽しそう。1人で買い物をしていたり、保育園に迎えに行っただろう子どもを連れていたり、友達同志で連れ立っていたりと色々なのだけど、不機嫌そうな顔をしている人がほぼいない。
驚かされるのが男性がちゃんと料理をするのだろうな…と思しき買い物をしている…ってこと。肉や魚を吟味にして大きなパックをドカンと買い物籠にいれる姿は日本の主婦と変わらない。
外国人男性達、たぶん…だけど日本人男性よりも家事力が高い。
男女平等云々以前の話として「自分にまつわる衣食住のことを自分でできる」って人間として大事なことだと思う。
清潔で心地よい衣服を身に着けて、整った部屋で美味しいものを食べたら幸福度は上がる。シンプルな話だ。
例えば…だけど最寄り駅近くのスーパーの場合「いかにも仕事帰り」って感じの買い物する日本人男性って、たいたいお惣菜パックを買っていて、外国人男性のように「自分で料理します」って感じの食材を買っている人はあまり見掛けない。
この差はいったい何なのだろうなぁ。
「出稼ぎに来ている外国人労働者は工場勤務の人が多くて定時が早いから料理をする余裕がある」ってところはあると思うのだけど、そう考えると「工場勤務も悪くないのでは?」みたいな気持ちになってしまう。いや…もちろん自分でもかなり突拍子の無いことを感がている自覚はあるのだけどね。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の中でカンパネラが「ほんとうのさいわいは一体何だろう」と問いかける場面があるけれど幸せの定義は難しい。
激安スーパーで買い物をしている外国人男性達。私の目には幸せそうに見える。本当のところは彼らに聞いてみないと分からないのだけどね。