娘は中学3年生。高校受験を控えて落ち着かない毎日を送っている。
親が言うのもアレだけど娘は私に似ず賢い子だ。中1の終わり頃からガチガチの受験塾に通っていることもあって、我が家は周囲から「教育熱心なご家庭」みたいな感じに思われているけれど、実のところ私自身は決して教育ママでも意識高い系でもない。
娘が中学校に進学する時、私が娘に対して願ったことは1つしかない。
この気持ちは私の偽らざるところだ。
これは私自身の中学生生活を振り返っての事でもある。私はクソ真面目な陰キャヲタクだったので中学生生活なんて黒歴史そのもの。不登校にこそならなかったし、メンタルを病んだりもしなかったものの、今にして思えばかなりギリギリのところを走っていたと思う。
そして大人になってから多くの人と知り合って「思春期にガチめな感じでメンタル病んだ人は大人になってからも後遺症がある」って事を知った。
幸いにも私は「黒歴史だなぁ」くらいのところで踏み留まれてラッキーだったけど、思春期の闇に飲まれて一線を越えてしまった人も知っている。
だからこそ娘には「とにかく無事で中学校生活を終えて欲しい」って気持ちでいっぱいだった。
そんな訳で私は娘が「学校行きたくない」と言えば比較的カジュアルに学校を休ませたし「女社会の面倒さ」についての話は出来るだけ耳を傾けるようにしていたし「中学校生活はクソだけど高校は楽しいよ」みたいな事を言い聞かせてきた。
お陰様で娘は私や夫に中学校生活の事を愚痴りまくりつつ、健やかに中学校生活を終えようとしている。
娘にはどこの高校に行ってくれてもいいし、何なら高校で「高校デビュー」しちゃって、勉強以外の事に熱中した挙げ句に「思えば私のキャリアハイは中学生の時に馬渕に通ってた時だったなぁ~」なんて事になってもOKだと思っている。
そして娘が中学校生活を終えようとしているこのタイミングで「もっと早くこの漫画に出会って娘に読ませたかった!」と思える漫画との出会いがあった。
その漫画の名は『メンタル強め美女白川さん』
題名の通り「白川さん」と言う名の美女OLが好き勝手楽しく生活する日々を描いた作品なのだけど「私が中学校教師なら学級文庫として自分のクラスに自腹切って置いておきたい」と思うほど素晴らしい作品だった。
白川さんはOLなので物語の舞台は一般企業。中学生女子とは関係なさそうにも思えるけれど、女同士の面倒臭い関係や、他人を嫉妬したり足を引っ張ったり、揚げ足取ったり…みたいなのノリは中学生と変わらない。
webの記事で『メンタル強め美女白川さん』を知った瞬間「これは娘に読ませなきゃ」と思ってAmazonで全巻ポチったよね!
- 意地悪された時のメンタルの持っていきかた
- 自分の機嫌を自分で取る方法
- 他人(友達)とのか関わり方
…等『メンタル強め美女白川さん』には女の子が女子社会で上手に生き抜く知恵が「これでもか!」って勢いで盛り込まれていた。
既刊本の3冊を即買いして、1月に出る4巻も予約した。娘もかなり気に入ったらしく、勉強の息抜きにちょいちょい読んでいる。
もう今さらだけど『メンタル強め美女白川さん』は私自身が中1くらいの時に読みたかったなぁ。この漫画を読んだからって何もかもが解決できる訳じゃないし、誰もが白川さんのようには生きられないけれど考え方の指針になったと思う。
小学校高学年から中学校にかけて「女子」は本当に面倒臭い。女社会の面倒くさい感じは大人になってからもついて回る事だけど、中でも小学校高学年から中学校の時期は女性にとって試練の時だと思う。
お悩み深いこの時期の女の子がいるご家庭の居間に『メンタル強め美女白川さん』を置いておくことを全力でオススメしたい。白川さんと仲間達の生き方は、きっと悩める女の子達のお手本になると確信している。
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