私はゲームヲタクとして終わってしまったのかも知れない。
最近「なんだかストレスが溜まりがちだな」と感じるようになった。原因は自分でも自覚していて単純に「仕事がしんどい」ってこと。
この歳のパート主婦にしては時給は高いし福利厚生も最高だけど、当初の話よりも勤務時間が長くて責任が重い。しかも人間関係はギスギスしている。
仕事の内容が好きなのと時給が高いので働いているけれど「こりゃ上手にストレスを解消しないと自分が駄目になるな」みたいな気持ちになった。
ストレス解消…と言うと最近ではもっぱら夫婦でウォーキングに励んでいるけれど「夫婦で」じゃなくて私だけのストレス解消だって必要だと思う。本を読んだり文章を書いたりするのは私にとって「朝起きたら顔を洗って歯を磨く」くらいの日常なので、欠かすことは出来ないけれどストレス解消…って感じではない。
そんな時ふと「久しぶりにゲームをしてみようか」って気持ちが湧いてきた。
私が最後にハマってゲームはウマ娘。ウマ娘にハマっていた時は寝ても覚めてもウマ娘のことを考えていて、ウマ娘をプレイするためだけに早起きさえしていた。だけどウマ娘への情熱が醒めてからは全くゲームをプレイしていない。
…ってことで「よし。何かゲームを買おう」と思い、ゲームレビューや感想ブログをチェックして、ヲタクに評判が良さげな『十三機兵防衛圏』と言うアドベンチャーゲームを購入した。
久しぶりのゲームにウキウキだったのだけど巷の噂とは裏腹に全く面白さを感じることができなかった。世界観は好きだしビジュアルも綺麗だけど、ゲームのシステムが親切過ぎて「攻略してやろう」って気持ちになれなかったのだ。
一言で言うと面白くなかった。
ものすごく早い時点で「あ…コレって話を読まなくてもボタン押してたらクリア出来るヤツだ…」と気付いてしまった瞬間、ゲームに対する気持ちが無くなってしまった。
この感覚は久しぶりにドラクエをプレイした時のガッカリ感と全く同じ。ドラクエは1からプレイしていたけれど、6だったか7だったか以降は身辺忙しくてプレイしていなかった。ドラクエ11が出た時に「子育ても落ち着いてきたし、久しぶりにプレイしてみるか…」と購入したたものの、ちっとも楽しめなかったのだ。
最近のドラクエは超親切設計。地図は笑っちゃうほど一本調子全く迷うことはない。小さな課題をクリアするたびに強制イベントが挿入され、ボス戦前は強制的にセーブされる手厚さっぷり。1度たりとも物語に行き詰まる事も理不尽に死ぬことも無くクリア出来てしまった。
私は作業したい訳じゃない。ゲームをプレイしたいんだ!
とりあえず『十三機兵防衛圏』はクリアしないまま手放した。もしかすると…私もはうゲームヲタクとして終わってしまったのかも知れない。出来ることなら寝食を忘れるほどゲームに没頭する幸せをもう1度味わいたいのだけどなぁ。
とりあえず来年発売されるノベルゲーム『ヒラヒラヒヒル』に期待したい。ノベルゲームならシステム云々以前に話が良ければプレイ出来るんじゃないかな…と淡い期待を抱いている。