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1Q84 BOOK3 村上春樹 新潮社

久しぶりに「いっき読み」してしまった。

最近、本のアタリが悪かったせいもあって、続きを楽しみにしていたのだ。1と2もサクサク読める作品だったけれど、今回も読みやすい文章でサクサク読み進めることが出来た。

本の感想を書くにあたって、ネタバレは出来るだけ避けたいのだけれど、今回ばかりはちょっと無理そうなのでネタバレ満載で書かせてもらいます。

なので「ネタバレは嫌い」な方は以下、遠慮してください。

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1Q84 BOOK3

1949年にジョージ・オーウェルは、近未来小説としての『1984』を刊行した。そして2009年、『1Q84』は逆の方向から1984年を描いた近過去小説である。

そこに描かれているのは「こうであったかもしれない」世界なのだ。私たちが生きている現在が、「そうではなかったかもしれない」世界であるのと、ちょうど同じように。

アマゾンより引用

感想

結論から言うと、誰しもが「たぶん、そうなるんじゃないかなぁ……」と思っていたであろう展開だった。

自殺しようとしていた青豆は生きていたし、青豆と天吾は巡り合った。

恋愛小説としては、いささか説得力に欠ける部分はあったけれど、一種のファンタジー小説だと思えば、充分アリだと思った。

最終的にヒーローとヒロインが結ばれるのは、お約束と言えばお約束なのだから。

ちょっと吃驚だったのは、青豆が処女懐胎しちゃったこと。

実際は、絵里子という媒体を通してセックスしていた……と言う解釈になっているけれど、ちょっと突拍子が無いように思った。

まぁ、それでも妊娠…あるいは生命の誕生という神秘的なテーマを、しっかり描き切れていたならば納得出来たのだけど、ものすごく軽々しくて薄っぺらい印象を受けた。

言っちゃあ、なんだが青豆と天吾の間に起こった出来事は「出来ちゃった結婚する人」と変わらないように思う。

話の流れ上、なるべくしてなった事とは言え、女性の目から見て男としか思えない(これは2を読んだ時にも書いた)青豆が、妊娠して母親になるだなんて!

ちょっとばかり、いただけない感じだ。

3冊読み通して「なんだか中二病アニメみたいな作品だなぁ」と思った。しかし、これは決して批判している訳ではない。

文学って、よくよく考えてみれば中二病を追求するための物とも言えるのだから。

実際、名作と呼ばれる作品には中二病っぽい物が多いように思う。

残念だったのは、この作品には毒とか影と言う部分に欠けるってところだろう。

あれこれと工夫を凝らしたり、ちょっと面白いモチーフを持ってきたりしている割には王道路線に収まっているし、読後もなにげに悪くない。

だからこそ「読みやすい」のであり、万人に読ませることが出来たのだろうけれど。

色々と突っ込みたいところがあったのも事実だけれど、今年に入って泣きたくなるくらい本のアタリが悪い中「いっき読み」させてくれるだけの作品に出会えたのは嬉しいことだった。

図書館で借りたのだげと、ブームが落ち着いて文庫化でもしたら最初からゆっくり読みたいと思う。

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白い木蓮の花の下で
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