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天国まではまだ遠く 瀬尾まいこ 新潮社

うーむ。どうにもこうにも受け入れ難い作品だった。一応、癒し系を意識した作品なのだと思うのだけど。もしかすると私は作者の作品とは相性が悪いのかも知れない。とても「気持ちよい小説」を装っているのだけど、私には「そんなの嘘っぱちだぁぁ」とか思えないのだ。もしかすると私の心が荒んでいるのだろうか。

恋も仕事も上手くいかなくなっちゃったOLさんが、自殺をしようとして旅に出て、泊まらせてもらった田舎の民宿で弱った心を回復させる……って物語。最近は「田舎万歳・他力本願」な精神的回復話が流行りなのだろうか? そういえば原田マハの『カフーを待ちながら』も似たような味わいの作品だったような気が。

作者の書く若い女性って生きることを舐めているとしか思えないのだ。行き付くところまで行っていない…と言うか。泥んこになって足掻いている感じが無いのだなぁ。何かに例えて言うならば「嵐の中で歩いていて肺炎になっちゃった人」ではなくて「ぬるま湯に浸かっててボーっとしてたら風邪引いちゃった人」って感じ。確かに人間は、他愛の無いとでダメージを受けちゃったりする事があるし、誰かに甘やかして欲しい時だってある。それは私もよく分かる。現実に生きてると、そういうズルい方法でピンチを乗り切ることもある。だけど……だ。それはそれ。これはこれ。私が読みたいのは、こういうヌルイ小説ではないのだ。

なんだかんだと言いたい放題だが、せめてヒロインを好きになれれば、もう少し印象も変わるのだろうなぁ……とは思う。この作品のヒロインは恐ろしく自分勝手で相手のことを考えない女性だった。あれでは周囲の人が気の毒過ぎである。

なんだか、ちっとも楽しめなかった訳だが、毎日何某かを読んでいるのだもの。自分に合う本ばかりじゃないさ……などと、独り呟くしかない作品だった。

天国まではまだ遠く 瀬尾まいこ 新潮社

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白い木蓮の花の下で
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