この夏は色々な意味で駄目駄目だったのだけど、一言で「駄目」と言っても色々あって、その中の1つに「ほとんど毎日ビール飲んでた」ってのがある。
私はアルコール類は好きだけど、毎日飲むような習慣はなかった。
普段は家族揃って夕食を食べる週末か、平日は夫が帰宅して夕食を食べる時「おっ。今日のおかずは良いねぇ。俺、ちょっと飲もうかな」と夫が飲む時に私も便乗して飲む程度。
それなのに、この夏は夫が帰宅して夕食を食べる時、ほぼ毎日のように350mlのビール缶をプシュッっと開けて飲んでいた。
夫も私も「毎日飲むって健康には良くないよね」と言いながら、それでも夏の間は夜のビールを止める事が出来なかった。
しかし9月に入って気温が下がったとたんビールを飲みたくなくなってしまった。
もちろん嫌いになった訳ではないし、やっぱり週末は夕食を食べながら飲むのだけれど平日に飲みたいとまでは思わないと言うか。むしろ紅茶だったり珈琲だったりを飲む方が美味しく感じるようになったのだ。
そして日中も温かい飲み物を飲むようになった。
夏の間はハトムギ茶か珈琲か紅茶を冷たくして飲んでいたけれど、9月に入ってからは温かい飲み物を飲む回数が増えてきた。
流石にまだ暑い日もあるので毎日温かい物を飲んでいる訳ではないけれど、温かい紅茶や珈琲がしみじみ美味しい。
人間の身体って正直に出来ているのだなぁ…と感心する。
毎晩のビールが欠かせなかった時は「駄目だ…私はもう毎日のビールが手放せない人間になってしまったんだ」とさえ思っていたのが嘘みたいだ。
きっと、もう少ししたら「こう寒いとビールより日本酒の方がいいよね。おでんで日本酒飲みたい気分」とか言っているのだと思う。
私。今年から「何だかんだ言って夏が好きです」って看板を下ろそうと思う。今年の夏は本当にしんどかった。そして涼しくなった今、身体が楽だし身体が元気だと毎日楽しいし良いこと尽くめだ。
ありがとう秋。ありがとう。
「何だかんだ言って夏が好きです」って看板を下したからと言って、寒いのが好きになった訳じゃない。秋が終われば苦手な冬がやって来る。短くも素晴らしいこの季節。今のうちにしっかり楽しんでおこうと思う。