白髪が気になるお年頃になってしまった。
年を取れば白髪になるのは当たり前のこと。現在、私は43歳。私はどちらかと言うと白髪は少ない性質で、今まで黒髪を通してきた。
黒髪に特別な思い入れがある…と言う訳ではなくて、私の髪は太くて多くて毛染めをするのが難しいらしいのだ。20代の頃、いきがって美容院で染めてみた事があるけれど、美容師さんも吃驚するほど染まらなくて、普通の人の倍くらいの時間をかけて髪を染める羽目になった。
長時間美容院の椅子に座っているのが苦痛過ぎて「こんな事なら2度と髪なんて染めるもんか!」と決意し、現在に至る。
個人的には白髪もアリだと思っている。美容家の佐伯チズさんなんて、短髪白髪で素敵だと思う。
髪の色が変わったら似合う服も変わってくるだろうし、白髪交じりもアリかな…と思うものの、娘の事を考えると染めた方が良いような気がする。
子どもの残酷さを甘くみてはいけない。
「○○ちゃんのお母さんは若くて可愛い」「○○ちゃんのお母さんは太ってる」「○○ちゃんのお母さんはおばあさんみたい…」と、人の口に戸は立てられないと言う以上に、子ども口に戸は立てられないのだ。
いくら私が「白髪もまた良し」と思っていても、娘が友達から「Yちゃんのお母さん、おばあさんみたい」なんて言われないとも限らない。
「お母さんが授業参観に来るのが恥ずかしい」と言うネタは子どもが主人公の小説の定番になっているけれど、娘から「お母さんが恥ずかしい」と思われるのは流石に嫌だ。
悩んでいるのは「どのタイミングで染めはじめるか」ってこと。
1度染めてしまったら永遠に染め続けなければならない。
しかし私は面倒臭がりなので出来る事ならギリギリまで染めずに楽していたい。夫とお世話になっている美容師さんには「もう駄目だと思ったら遠慮なく言ってね」とお願いしている。
今のところ「まだ大丈夫。白髪なんてよく見ないと分からない」と言われているけれど、今年に入ってからの白髪の増殖っぷりは凄まじいものがあるので、白髪染めをするのは時間の問題だと覚悟している。
今は白髪染めについて勉強しているところ。どうせ染めるなら、黒じゃなくて違う色にしてみようかな…とか少しワクワクしている。
いっその事、突拍子もない色にしてしまいたいけれど、それだと別の意味で「お母さんが恥ずかしい」となってしまいそうなので、その辺はほどほどに。
「いつ染める?」「自分で染める?」「美容院で染める?」「何色にする?」…と初心者の私には知りたいことが多過ぎる。白髪を染めた暁には日記で報告いたします。