先日、夫と2人で大阪府内のとある河川敷を歩いていたら河川敷の柵のところに謎の看板を見つけた。「危険 ヤギさわるな」と書いてある。

ヤギ看板
大阪府…と言っても旅行客が訪れるような梅田や難波や大阪城周辺ではなく、住宅とか工場とか田畑がある地域ではあったものの「自然豊かで動物の楽園」みたいな場所ではなかったため、思わず立ち止まって看板を2度見した。「本当にヤギがいるのかな?」と周囲を見渡したところ、ホントにヤギがいた。

河川敷のヤギ
圧倒的にヤギ!
法律とか土地の所有権に詳しくないので確証はないのだけれど、河川敷は私有地ではなく国や地方自治体が管轄する土地だと思う。誰か個人が飼っているのか、それとも町内会とか地域レーベルで飼っているのか?
住宅街で羊やヤギを飼っている場所に出くわしたことがあるけれど、それはあくまでも個人の土地だった。だけど河川敷はそうじゃない…と思われる。そんな自由にヤギを飼育しちゃっても良いのだろうか?
しばらくすると高齢男性がやってきてヤギに「ヤギが好きな葉っぱ」を与えていた。どうやら近隣にはヤギを愛する人が多いらしく、彼には気ままにヤギの好きな食べ物を持ってきては与えているようだった。
高齢男性は「本当はパンが好きなんやけどな。身体に悪いからアカンらしいわ」と言っていた。そしてポケットから小指の先ほどの大きさの焼いたトーストの切れ端を出して「内緒やで」とヤギに与えていた。ヤギは美味しそうに焼いたトーストを食べていた。
夫は「俺もなんかやってみよう」とその辺の葉っぱをちぎってヤギに差し出したところ、ヤギは見向きもしなかった。高齢男性は「そんなん食わんよ。柔らかいところじゃないと」と笑っていた。どうやらヤギは食べる物には困らないらしい。
- ヤギは誰が飼ってるのか?
- ヤギの寝床はどこなのか?
- 河川敷で放し飼いをしても良いのか?
- もしかして、そのスポットは私有地なのか?
謎は尽きなかったけれど、通りがかっただけでは何も知りようがなかった。ウォーキングしていると以外な発見が多い。きっと私が知らないだけで大阪にはまだまだ楽しい光景が潜んでいるのだと思う。

