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私はだんだん氷になった 木爾チレン 二見書房

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昨年末に『神に愛されていた』を読んで以来、せっせと追いかけきた木爾チレン。現在進行系で追いかけている。

『私はだんだん氷になった』は木爾チレンの黒歴史シリーズとされていて『みんな蛍を殺したかった』と繋がる部分がある。

正直なところ…私の好みではなかった。作風もそうだけどコレジャナイロボ出動案件と言うか。今回は文句タラタラ&厳しめの感想になるので木爾チレン好きな方はご遠慮ください。

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私はだんだん氷になった

ザックリとこんな内容
  • 氷織の父である、有名登山家の信春はエベレスト登頂間際で猛吹雪に巻き込まれ凍死した。
  • 愛する父を失ったショックで声を失った氷織は心を閉ざし、学校では居場所を失い、やがて母の再婚相手である義父から性的虐待を受けるようになる。
  • 氷織の唯一の生きる糧はアイドル「四宮炭也」の推し活だけだった…

感想

『私はだんだん氷になった』は読者を選ぶ作品過ぎた。私は生粋のヲタクなので理解できたけれど、読んでみたとて「なんじゃコレ?」とチンプンカンプンになってしまう人も多いと思う。

  • 腐女子(ボーイズラブを好む女性)
  • 夢小説
  • なりきり(好きなキャラクターやアイドルになりきりる)SNS

ヲタクの世界では「ああ…それね」みたいな文化であっても、そうじゃない人にとってはイメージさえ掴めない風習だと思う。それに加えて最近流行のVチューバーなんかも登場する。

特定の世界を描いた作品があるのは良いと思うものの、実在のアイドルをイメージさせる架空設定はどうかと思った。

『私はだんだん氷になった』に限ったことではないけれど、木爾チレンの作品には現在進行系で活躍する芸能人だの作家などの名前がバンバン登場するけれど、その芸能人や作家などが世に知られなくなったら作品自体も古くなってしまうのではなかろうか?

ましてや『私はだんだん氷になる』は明らかに嵐だと分かるアイドルグループを登場させているけれど、嵐が好きな人や関係者的にはOKなのかな? 私はVチューバーについては全く知らないのだけど、作中に登場するVチューバーもモデルを特定出来る気がする。

木爾チレンって『神に愛されていた』を読んで時から同人作家っぽいな…と思っていて、そこがまた魅力ではあったのだけど、プロの書き手と同人作家とでは作品に対する責任感が違うと思う。プロの作家が実在のアイドルグループやVチューバーをモデルに好き勝手書いていいか…と言うと、それは違うんじゃないかと。

物語は『みんな蛍を殺したかった』に近しいノリではあるものの、あれこれ詰め込み過ぎて、とっ散らかってしまった印象を受けた。

木爾チレン…流行り病にかかったように推していたけど「もういいかな」って気持ちになってしまった。

神に愛されていた』が私にとって特別な作品であることに変わりはないけど、とりあえず過去の作品を読むのはこれで打ち止めにしたい。

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