先日、小学5年の娘が英検3級の2次試験(面接)を受験しました。
娘が公文で英語を習い始めたのは小学校2年生の春です。
娘が「英語習いたい」と言うので習わせたみたけれど、娘は英語に興味があっのではなく「友達に自慢できる何かが欲しい」と思っていただけです。
娘の公文教室の先生はけっこう年配の方ででスパルタ形式。英語学習については公文に丸投げで「宿題やったの?」と促す以外、特に何もしていませんでした。
それでも英検5級、4級と順調に進み、3級の筆記試験に合格したのですが、ここに来て大きく躓いてしまいくした。
娘。面接の対策で大苦戦。
英検3級の面接は「まあ、ほとんどの人が合格するんじゃない?」と言われていて難易度は低めです。
実際、合格率は90%を超えるとのことなので、まさかここで苦戦するとは思ってもいませんでした。
英検3級の面接対策
娘が苦戦した理由は「突然の質問に答えられない」と言うことです。
例えば「あなたは、この冬、何にチャレンジしたいですか?」と聞かれた時に娘は「この冬、チャレンジしたいものなんて無いしな…困ったな…」と考えて黙り込んでしまうのです。
黙り込んでしまうことで公文の先生から「黙っていたら減点になっちゃうでしょ! なんでも良いから言いなさい!」と叱責されて、さらに萎縮する…と言う悪循環に陥ってしまいました。
そこか…そんなところで引っかかるのか。
大人なら英検の面接で大切なのは「英語で会話のキャッチボールが出来るかどうか」であって、内容なんてどうだって良い」って事は分かると思うのですが、小学生にはそこのところが難しかったようです。
まずは意識改革から
娘に必要なのは「英検の面接はテストだから本当の事を言わなければいけない訳じゃない」と言うところの意識付けです。
例えば「ここまでどうやって来ましたか?」と言う質問に対して、本当は歩いてきたとしても「自転車で来ました」と言っても面接で減点てされる事はありませんよね。
娘には「英検の面接は本当のことを言わなきゃいけない訳じゃないのよ。例えば…友達とお喋りしていて、自分はそう思っていなくても相手に話を合わせちゃうことあるよね? 英検の面接もそれて同じ。質問に答えるゲームだと思ってやってごらん」とアドバイスしてみました。
娘は「質問に答えるゲーム」と聞いて気が楽になったらしく、少しずつ答える事が出来るようになってきました。
ユーチューブの動画
面接対策で頼りになったのはユーチューブでの動画視聴です。
昨今は色々と対策動画が公開されているので、勉強させてもらいました。
ユーチューバーごとに癖があるので、出来るだけたくさんの人の動画で勉強することをオススメします。
当日の面接官がどんな雰囲気か分からないので、面接のパターンは沢山知っておくのに越したことはありません。
面接当日の声掛け
そして当日。
英検3級は中学生レベルの英語なので、当然だけど中学生以上の受験生がほとんどです。
中学生以下の子もチラホラいるものの、娘は会場の雰囲気に圧倒されてしまって、娘は完全に萎縮していました。
「ヤバイ…こりや、駄目だ」と思った私は娘の耳元で囁きました。
「周りを見てごらん。大きい人ばっかりでしょ? 面接官はこんな可愛い女の子に意地悪な質問する訳ないからね。大人はどうしても小さい子に甘くなっちゃうものだからね。安心して行っといで」と言って送り出した。
内心では「ひねった質問が来たらスマンな…」と言う気持ちで一杯だったけれど、嘘も方便です。
面接を終えた娘に「どうだった?」と聞いたところ「ん~。分かんない。1つ自信がないのがある」とのこと。結果はどうあれ、乗り切ってくれただけで充分です。
2次試験に落ちたとしても、再チャレンジは筆記試験免除で受けられるとのことなので、まずは良い経験になったと思います。
それにしても子育てって子どもが成長したらしたで、違うところで手が掛かるようになるんですね。
娘に英語学習を強いるつもりはないので、これから先どうするかは分かりませんが、もしも娘が「もっと上」と言い出したら、親の私も対策を勉強する必要がありそうです。
実のところ、私は英語なんて大嫌いなんですが頑張って取り組もうと思います。
英語にしても体操にしても、娘と私は興味の方向性が違い過ぎるので大変だけど、これも子育ての醍醐味なのかな…と思ったりします。