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映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』感想。

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この三連休、娘がアクロバット教室の合宿に行った夜に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を視聴した。

映画が封切られた時、ものすごく評判が良かったのを観て「私も観てみたい」と思っていたのだけれど、なかなか観に行くチャンスが無くて、今さら感じで観る事となった。

今回はネタバレ込みでの感想なので、ネタバレが苦手な方はご遠慮ください。

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マッドマックス 怒りのデス・ロード

マッドマックス 怒りのデス・ロード
Mad Max: Fury Road
監督 ジョージ・ミラー
脚本 ジョージ・ミラー
ブレンダン・マッカーシー
ニコ・ラサウリス
製作 ジョージ・ミラー
ダグ・ミッチェル
P・J・ヴォーテン
製作総指揮 イアイン・スミス
グレアム・パーク
ブルース・バーマン
出演者 トム・ハーディ
シャーリーズ・セロン
ニコラス・ホルト
ヒュー・キース・バーン
ロージー・ハンティントン=ホワイトリー
ライリー・キーオ
ゾーイ・クラヴィッツ
アビー・リー
コートニー・イートン
ネイサン・ジョーンズ
音楽 ジャンキーXL

感想

初見での感想は「ナニコレ?『北斗の拳』のパクリなの?」の一言に尽きる。

しかし調べてみたところ、この作品が『北斗の拳』のバクリではなくて、むしろ『北斗の拳』はマッドマックスシリーズにヒントを得て書かれたとのこと。それにしても私の知る『北斗の拳』の世界観そのままで、ディストピア物の類が好きな人はハマるかと思う。

物語の筋書きを簡単に説明するなら、虐げられた奴隷の男と、女達が反旗を翻して世界を救う物語…ってところだろろうか。筋書きは単純明快だし、アクションパートを楽しむための映画だと思う。とにかく全編通して小学生男子感が半端ない。「僕が考えたすっげ~カッコイイ話、聞かせてやろうか?」的な。映像から設定から、いちいち漫画ちっくでバカバカしいのが素晴らしい。

自分が女性だから…ってところがあるからかも知れないけれど、美しくて強い女性が活躍する物語は単純に好きだ。それに虐げられた人が一発逆転の賭けに出て勝つ…って物語は観ていてスカッっとするし、多少荒っぽいところがあっも「こまけぇこたぁ、いいんだよ」と思えてしまう。

実際に観てみて「これは流行りますわ…」と納得した。圧倒的に面白い。ただ、この馬鹿馬鹿しいノリについていけない人は無理だと思う。いちいちツッコミどころが作品で、巨大な自撮り棒のような物(棒高跳びの棒とも言える)に捕まった悪党が襲ってきた場面は「なんじゃこりゃ~」と思わず声で出てしまったほどだ。

個人的にはラストでヒーローとヒロインが結ばれなかった結末を評価したい。ハリウッド系のアクション映画の場合、とかくヒーローとヒロインが結ばれてハッピーエンド…みたいな展開がお約束だけど、そう言うのを抜きにした男女の信頼関係があってもいいよね…的な。ヒーローもヒロインもカッコ良くて素敵だった。

ビックリしたのがこの作品を撮った監督は私が愛してやまない子豚が主人公の動物映画『ベイブ』を撮った人だった…ってこと。方向性が違い過ぎるとろこに驚愕した。

どちらも「人を楽しませるための作品」というところは共通点だけど。テレビの画面で観ても充分面白かったけれど、大画面で観たかったな…と思う作品だった。

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