金曜日はストレスMAXで最悪だった。
原因は実家の母の再入院。退院してホッとしたところの再入院は心身ともにガツンとやられてしまった。
……とは言うものの、わずか数日の入院なのだと自分に言い聞かせつつ頑張っていたのだけれど、当の本人は相変わらずのマイペース。
金曜日は翌日の退院を控えて、時間などを相談していたら「腹巻き買っといて」と母。買い物くらいお安い御用だけど、お年寄りの着るものへのコダワリは半端ない。
これは母だけでなく、義母も同じなのだけど「これこれ、こう言う素材で、こんな感じの」と言い出したら、それ以外は受け付けないのだ。正直「この忙しいタイミングで言う？」と思いつつ、病院帰りに大きめのショッピングセンターに寄り、腹巻きを調達して実家へ行った。
実家で用事を済ませて家に帰ろうとしたら、母と同年代のご近所さんから「お母さん大丈夫なの？」と声をかけられた。
「先日はお騒がせ（救急車の件）してすいません」と謝って、翌日に退院するとのことを告げたところ「お母さんをもっと手伝ってあげなきゃ駄目じゃないの」的な説教をされてしまった。私も大人なので適当に受け流したけれど、内心ブチ切れていた事は言うまでもない。
……母は近所で何を言って歩いているのだろう？
母が近所で愚痴っていたとは限らないし、説教してきた人も深い考えなどなく「年寄りは大切にしなきゃね」くらいの意味で言ったのかも知れないけれど、私自身がクタクタに疲れていて、ストレスが溜まりまくっていた時だったので癇に障ってしまったのだと思う。
褒めてくれとは言わないけれど、否定されるのは我慢ならない。
ムカつきながら帰宅して家事等に励み不貞腐れていたら、いつだったかに応募したリプトンの紅茶のサンプルが届いた。
「まるでスイーツのような紅茶」と言うのがコンセプトのティーバッグ。「娘が寝たらこれを飲みながら録画した『歴史秘話ヒストリア』の谷崎潤一郎の回を観よう」と気持ちが少し上向いた。
世の中、上手い具合にまわっているのだなぁ。そして、もちろん実行に写したのは言うまでない。
今週は母の再入院と退院以外にも色々な事が重なって、容量オーバーだったのだと思う。こんな状態はずっと続くものじゃない。不貞腐れてしまいがちだけど、挫けず頑張っていこうと思う。
