我が家では娘が2歳だったか3歳だったかの頃からタイガーのステンレス水筒を愛用している。
どこへ行くのも水筒持参。冷温両方対応していて、いまだ現役で頑張ってくれている。「いまだ現役」とは言うものの丈夫なのは本体だけで、飲みくちのゴムや水筒のカバーについては何度かパーツを取り寄せて交換しているのだけど、使っている水筒が廃盤になって随分経つため、パーツが手に入らなくなってしまった。
ちなみにこんな水筒。我が家が使っているは何代も前のバージョンなのでデザインは随分違う。
上の写真をご覧になっていただくと直飲み出来るキャップの部分がお分かりになると思うのだけど、素人目には今使っている物と同じ物にように見える。
商品のバージョンアップと言ってもパソコンソフトのバージョンアップと違って、デザインこそ変われど基本は変わっていないのではないかと思うのだ。調べてると「前のバージョンの水筒ですが新しいパーツでも大丈夫でした」との情報が。とは言うものの「なんとなくの感じ」だけでパーツを取り寄せてしまって合わないとなると勿体無い。
そこで、タイガーに「廃盤になっている商品を使っているのですがパーツの交換をしたいと思います。現在販売されている物で対応するパーツはありませんか?」と、品番を書いて問い合わせてみた。
我が家で使っているのは「コップ」と「直飲みキャップ」が使える2ウェイタイプのステンレス水筒。
直飲みキャップのパーツが欲しいのだけど、返答は「その商品は廃盤になっていて部品は存在しません。そもそも、その商品はコップしか付属しておらず直飲みキャップはありません」とのこと。
たぶん古い商品なので、担当者がよく分かっていないのだと思う。実際、以前にタイガー本社から部品を取り寄せて交換してもらった実績がある。しかし、商品が廃盤になっているのは本当の事なので今回は諦めることにした。
夫にその話をすると「まぁ…気持ちは分かるけれど無理言うなって。いつまでも古い水筒使われてたらタイガーさんは儲からないんだよ。対応パーツがあったとしても、新しいのを買って欲しいってのが本音だろう?」と言われてしまった。
なるほど、それも一理ある。
しかし私はそれでも諦めきれなかったので「合うんじゃないかな」と当たりをつけたパーツをアマゾンで購入することにした。
先日、注文したパーツが届いたのだけど……ピッタリ合ったではないか! 「やっぱり合うパーツあるじゃないの。タイガーさん、教えてくれたらいいのに」と思ってしまったのはさておき、これでしばらく安心して使う事が出来そうだ。
「新しい商品を買ってもらわないと商売にならない」という企業の気持ちもよく分かる。だけど部品を交換したらまだまだ使える物を捨ててしまうのには抵抗があるのだ。
いくら丁寧に使ってもゴムやプラスチックのパーツの経年劣化を押さえる事は出来ない。部品を交換しながら使えるのなら、そうやって長く使っていたいのだけど、それだと企業は儲からない。
企業の求めるところと消費者の気持ちは違うのだ。とりあえず交換パーツが存在するうちに、予備のパーツを買っておこうと思う。
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