宝塚歌劇、星組公演『恋する天動説』『DYNAMIC NOVA』を観劇した。
最近は宝塚大劇場での公演は全て観劇しているものの、いまだ推しもおらず特定の組を推すでもないゆるゆるスタイル。
今回の公演は友人が阪急交通社『夢組』のエレガントプランを当ててくれたのでS+席に同伴した。なお私も全力応募しているけれど夢組も友の会もチケットをご用意してくれなかった。ちなみに友人は私が宝塚に沈めたので宝塚歴は私より浅い。なのに不思議とよく当ててくれる。持つべきものは引きの強い友人。11列目。ほぼセンターと言う良席での観劇だった。
宝塚の感想を書く時は毎回書いているけれど私はヲタクで宝塚歌劇を愛しているものの、ガチガチの宝塚ファンではないのでヅカ用語は使いませし愛称で呼んだりもしません。
スターは敬称略が礼儀…と考えているので「さん付け」表記はしませんのでご容赦ください。(もちろんご本人と対面で話をする機会があれば『さん』付けでお呼びします)
恋する天動説

恋する天動説
私は「宝塚はドレスと王子様&お姫様の世界を堪能するため舞台」だと思っている派でショーよりもお芝居が好きだし、お芝居の中でもドレスが出てくる演目以外はイマイチ乗り気ではない。しかし今回の星組公演『恋する天動説』は現代寄りの物語なので、正直期待していなかったのだけど、めちゃめちゃ面白かった!
何が面白かったって脚本が私好みだったのだ。宝塚の脚本って「内容は無いよう~」みたいなものがやたら多い。「愛と恋」を前に出しているくせに娘役の役どころは、ほぼ空気でトップとセカンドの男役の絡みばかりが際立って「あの~。これって娘役なくて良くないですか? 恋とか言ってるけど、男同志で惹かれ合ってますよね?」みたいな現象に陥りがちなのだ。
しかし『恋する天動説』は男役トップと娘役がちゃんと恋愛していたし、何よりも娘役が自我を持った女性…って設定だったのが良かった。現代寄りでしかもコメディ系なのだもの。流される悲劇の女性よりも自分を貫く女性であっ欲しいよね。宝塚の脚本で娘役が立っている…って珍しいので、ここは高く評価したい。
そしてバイクだの自動車だのを舞台にぶっ込んでくる豪華仕様は圧巻だった。元気の良さやフレッシュ感溢れる舞台で、新しいトップ男役が率いる新しい星組…って感じで好感が持てた。
圧倒的な実力を誇るトップスターも良いけれど、トップスター交代後の若々しい感じも良いものだなぁ~と改めて感じた。
個人的には全体的にもう少し歌のレベルを底上げして戴きたいなぁ~とは思ったものの、キラキラ感とフレッシュ感のある良いお芝居だった。
DYNAMIC NOVA

DYNAMIC NOVA
「宝塚はお芝居の方が断然好きです(キリッ)」っと公言して憚らない私だけど『DYNAMIC NOVA』は自分でもビックリするほど楽しめた。思うに…私は宝塚歌劇のレビューが苦手と言うよりも「昭和歌謡的なひと昔っぽいレビュー」が苦手なのだと気がついた。
前回観た雪組の『Prayer~祈り~』は正直、とっ散らかった世界観についていけなかったし、花組の『愛, Love Revue!』の昭和歌謡シュー感も苦手だったのだけどキラキラ感を追求した『DYNAMIC NOVA』は最初から最後まで楽しむことができた。
まず驚いたのが衣装のキラキラ感! どの場面の衣装も「これでもか!」ってくらいにスパンコールだのビジューだのが使われていて宝塚歌劇の底力を思い知らされた。
以前、子どもが本気でバトンに打ち込んでいる母から「バトンの衣装作るの大変で…結局、スパンコールは手刺しするしか無いから、大会あると親は死ぬ気でスパンコールを付ける」みたいな話を聞いたことがある。あのキラキラした衣装…全部衣装さんが手差しでキラキラ付けたのかい? そうなのかい? だとしたら凄過ぎないかい?
そして構成も素晴らしかった。星・天体・惑星が一貫したテーマになっていて、宝塚歌劇のショーにありがちな唐突な感じが無かったおかげで私には入り込みやすかった。最初から最後まで元気一杯、全力投球感のある舞台で観ているこっちも熱が伝わってくるようだった。新生星組の未来が輝かしいものであることを願う。
次の宝塚歌劇の鑑賞は3月の花組。『蒼月抄(そうげつしょう)』と『EL DESEO(エル・デセーオ)』友人が友の会でゲットしてくれたチケットで同伴させてもらう予定。
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