コロナ禍を機に夫婦で取り組みはじめたウォーキング。少しずつ歩数を伸ばてく中で「いつか1日10万歩にチャレンジしたいね」と話をしていた。
一般的に「健康のため1日1万歩は歩きましょう」と言われるけれど10万歩となると話は変わってくる。ここ数年、夫とウォーキングに勤しんだ結果、私達夫婦は1時間で7000歩くらい歩いていることが分かった。
1時間7000歩という事は。10万歩歩くとなると14時間かかる…ってことだ。仕事に例えるなら8時間働いてさらに6時間働いたら14時間。それくらい頑張って届く歩数が10万歩…ってことだ。
2025年3月29日。娘が部活の合宿で不在の日に憧れだった1日10万歩にチャレンジした。
夫婦のスペックを紹介しておく。私、52歳。夫54歳。私は人生で1度も運動部に入ったことのないゴリゴリの陰キャヲタクで職業は保育士。夫はガチ体育会経験ありのヲタクで職業はシステムエンジニア。夫婦ともアスリートではなく一般人だ。
1日10万歩チャレンジ
1日10万歩チャレンジをする私達夫婦の1日最高歩数は7万歩。2023年の11月だった。ウォーキングは暑くなってくると暑さからの疲れが激しいので、暑い時より「ちょっぴり寒い」くらいが丁度良い。
チャレンジした日の最低気温は7度。最高気温は11度。長期的ウォーキングにはもってこいの気温と言える日だった。
- 最高記録は7万歩
- 歩くペースは1時間7000歩程度
- 自宅出発は4時39分
何しろ14時間の長丁場。早めに家を出ないと夜のウォーキングに突入することになる。安全面を考えると夜の時間帯に長く歩きたいとは思わないので早めの出発で対応することにした。
私達夫婦はいきなり10万歩にチャレンジしている訳ではなく、ウォーキングを続けていく中で「もしかしたら10万歩は夢ではないのでは?」くらいの自信をつけてからのチャレンジなので、ウォーキングをしたことのない人がいきなりチャレンジするのはオススメしない。
食事とトイレについて
さて。14時間くらい歩き続けなければならないとなると、その間の食事とトイレが問題になる。
5万歩以下のウォーキングの場合は行き当たりばったりでもどうにかやれるけれど、それ以上歩く場合、食事は「朝食・昼食・夕飯」と1日3度食べるのではなく「ちょこちょこ飲食して腹ペコ状態を作らない法が良いと思う。
腹ペコ状態になってしまうと歩くペースが落ちてくるし、そもそもゆっくり座って食事をしている時間がもったいない。わずか20分、30分と言っても終了時間が伸びれば伸びるほどキツくなることが予想される。
リュックサックに大量の水分や食料を入れなくても、ウォーキングのコースを街中に設定しておいてコンビニで食料と飲み物を補給。その時にトイレをお借りする…と言うスタイルで挑んだ。
食事場所はコンビニにイートインスペースがあれば利用したし、そうでない場合は公園のベンチでササッと済ませた。
ウォーキング中に飲食したのはこんな感じ。
- 水
- お茶
- スポーツドリンク
- 持参した焼き菓子(フィナンシェ等)
- おにぎり
- バナナ
- コロッケ
- チキン
- スープ
- 焼き餅(和菓子店の出店で購入)
汗ばむような季節ならアイスクリームなんかも良さそうだけどチャレンジした日はそこそこ寒かったので冷たいものを食べる気にはならなかった。
おにぎりを1個食べてお茶を飲んで…歩いて…バナナを食べて…歩いて…みたいなことの繰り返し。「お腹がペコペコ」という時間を作らずに歩き続けた。
ウォーキングコースの選定
10万歩ウォーキングを考える場合「苦痛なく歩けるかどうか?」ってところは重要になってくる。自衛隊の100km行軍ではないので過酷な場所を歩く必要はないのだ。坂や階段は無い方が良いし、幹線道路沿いでトラックや自動車がビュンビュン走っている横を歩くのはストレスが半端ない。
オススメなのは昔の街道沿い。私の住んでいる大阪の場合、高野街道、東高野街道、長尾街道、十三街道など沢山の街道が存在している。
昔の街道は古くかの住宅街が立ち並んでいることが多いので大変歩きやすい。街道にはコンビニが無いので大きな道路と交差する地点でコンビニを見つけたら食料や水を補給する。
お住まいの地域によるので何とも言い難いところだけど、川を越えるポイントは事前に確認することをオススメしたい。自動車での移動に慣れてい方は特に。
日常生活では「川を渡る」ってあまり意識しないかもしれないけれど、大きな川にかかっている「橋」って人間が利用出来るものが少ないのだ。遠目に見て電車が走っていたり車が行き交っていたとしても歩道が無いのはアルアル案件。地図を見ながらしっかり「川を渡る位置」は確認して戴きたい。
長距離ウオーキングの場合、ちょっとしたお楽しみが必要なので大きな公園や神社仏閣など、ガッツリ観光ではなくて歩いてサクッと眺められる場所を含めておくこともお忘れなく。
信号待ち等でのストレッチ
食事や信号待ちなどで「少し止まる時間」はSNSをチェックしたり「疲れた~」とボンヤリするのではなく、ストレッチやセルフマッサージをオススメしたい。
スタート直後は余裕で歩けていても5万歩を越えたあたりから歩くのがキツくなってくるのだ。ストレッチの部位については人によって弱点が違うのと思うので、10万歩に挑戦する準備段階のウオーキングで自分の弱点を知っておくことも重要。
ビックリしちゃうのだけど「歩くから足にダメージがくる」のは当然として、肩だったり背中だったりにもしっかりダメージがやってくる。リュックサックを背負って歩いていることも関係しているのかもしれないけれど、最後の方は手にダメージがきてペットボトルのキャップを上手に開けることができなくなっていた。
足が痛くてヤバかった
そして、どんなにストレッチをしたとしても「足が痛い」という状況を避けることは不可能だと思う。痛みの場所はこれまた人それぞれ。
大腿部の前が痛いのは私も夫も同じだったけれど、夫は足の裏も痛かったらしい。私はふくらはぎが痛かった。歩き方によって痛む場所は変わってくると思うのだけど、大腿部の前の痛みは避けることができなかった。
8万歩を越えたあたりからは「1度止まったら次に歩き出す時が地獄」という状態に突入。まさに「止まったら死ぬ」みたいなノリだった。
謎のハイテンションタイム
10万歩ウォーキングと言ってもずっとキツかった訳じゃない。正直、5万歩までは余裕だった。5万歩を越えたあたりから「まだ半分か…でも、ちょっとキツイんだよなぁ」と言う気持ちが湧いてきて疲労を意識しはじめた。
そして。それまでの最高記録である7万歩を越えたあたりは心身共にキツかった。何しろ経験したことのない負荷がかかっているのだから当たり前と言えば当たり前の話。
マラソンをする人は「ランナーズハイ」って状態を経験することがあるそうだけど、ウォーキングも極限まで疲れてくると似たような状況になる。9万歩を越えたあたりからは妙ちきりんなテンションになってしまって、くだらない話に笑ったりしていた。
歩き始めた頃は普通に思考することが出来ていたので、夫とお喋りしながら歩いてた。趣味のこととか仕事のこととか、義母のこととか。50代の大人だもの。お悩みだってある訳で。
ところが。8万歩を越えたあたりから仕事の悩みが吹っ飛んでいることに気がついた。それまでは気が重いタスクのことが頭の隅に引っ掛かっている感じがしたけど、足の痛さと身体のしんどさに支配されていて仕事のことなんて考える余地がなかった。
人間って究極的に疲れると「今のしんどさから解放されたい」ってこと以外に考えられなくなるのだなぁ。
夢の10万歩達成
9万歩以降は意地と気力だけで歩いていた。「もう止めたい」って気持ちと「今さら止められない」って気持ちのせめぎ合い。
そして……ついに夢の10万歩ウォーキングを達成した。

10万歩達成
自宅を出たのは4時39分。終了時刻は20時18分。予想通りザックリ14時間かかった。
10万歩を越えたところで帰宅前に夕食を摂ることに。丸亀製麺に入った。私はかけうどん&温泉玉子。夫はかけうどんとおにぎりを注文した。
夫はあっさりしたものより揚げ物が大好きな人なので、カツ丼等を注文するとばかり思っていたので「もう終わったんだからは豪華なものを食べたっていいんじゃない?」と促したのだけど「無理…トンカツとか食べる気になれない」とのことだった。
実際、私も夫もうどんを食べるだけでも精一杯…って感じだった。幼児のように箸さばきがぎこちなくなっていたし、空腹なのに食事が進まないのだ。それでもどうにかこうにか食べ終えて自宅へ戻った。
結局、最終的な歩数は103612歩。距離にして66キロ。身長によって距離は変わるけれど、人間が10万歩、歩くて70キロほど進めるらしい。

1日10万歩
時間別に見ても日中は似たようなペースで歩き続けているのが分かる。17時頃にペースが落ちているのは単純に「心身ともにキツくてペースが落ちていた」ってこと。
1日10万歩ウォーキングしたからって、何がどう変わる訳ではないけれど達成感はヤバかったし、何より自信になった。人間、やればやれるのだ。
……ってな訳で52歳&54歳夫婦の10万歩ウォーキングチャレンジの記録はコレにておしまい。お付き合いくださってありがとうございました。