読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

探偵ナイトスクープに登場した双子の話で思ったこと。

記事内に広告が含まれています。

大阪の人気深夜番組『探偵ナイトスクープ』に「赤の他人だけど双子としか思えないほど似ているのでDNA鑑定して欲しい」と言う依頼が寄せられた。

ザックリとこんな内容
  • 1962年生まれで北海道在住の女性2人
  • 2人はそれぞれ別の家の養女として育てられる
  • ある日、自分と似ている人間に会って驚愕する
  • 「私たち双子では?」と思い至る
  • 40年間、仲良く付き合い続ける
  • いっそDNA鑑定してもらおうと探偵ナイトスクープに依頼
  • 結果→双子でした

感動の物語として放送されていたし、巷でも「感動しました」みたいな感じで受け入れられていたけれど私は素直に感動することが出来ず、むしろ驚愕した。

彼女達は味噌や米と引き換えに貰われていったとのこと。

ちまたでは「昔は貧しかったからそういう事あったみたいですよね」と軽く受け止められていたけど、1962年ってそこまで言うほど昔じゃない。

私は1972年生まれの52歳。ちょうど10歳年上…今回の双子女性と同じ年齢の友人が2人いる。

一般的にバブル世代は1965(昭和40)年~1970(昭和45)年生まれと言われているけれど1962年生まれの友人達はバブル世代より3年早く生まれていてバブルの恩恵はバッチリ過ぎるほど享受している。彼女達から朝の連続テレビ小説めいた「あの頃、日本は貧しくてね。味噌や米と引き換えに子どもを云々…」みたいな話を1度たりとも聞いたことがない。

時代劇などには「借金のかたに娘を差し出す」なんてよくある話。日本には「口減らし」なんて言葉もあって、子どもが雑にやり取りされていた時代もあったけれど1960年代でも?

もしかして…だけど。都会と地方では猛烈な生活格差があったの?

そして気になるのが戸籍や出生届の扱い。双子の女性達は誕生日が違うことになっている。雑な管理で出生届などが出されていたんだろうか? 昭和は昔になった…とは言うものの私の生まれた10年前に? それとも北海道だから?

双子が引かれ合うようにして巡り合ったエピソードは凄いと思ったし、彼女たちがそれぞれに幸せに暮らしていたのも良かったけれど、日本では1960年代でも子どもを雑にやり取りするような国だったのかと思うと心底ビックリした。

時代劇とか朝の連続テレビ小説の時代じゃないんだよ……

私の疑問に正しい答えを出してくれる人はいないのだけど、とりあえず離れ離れに育った双子の女性達が幸せなのは良かったと思うし、こんな衝撃的な話を12分でまとめて「チャンチャンチャン」と片付けてしまう『探偵ナイトスクープ』は凄い番組だな…と思った。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
日記
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました