読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

コロナウイルスが収まっても残したい習慣。

記事内に広告が含まれています。

コロナ自粛がはじまってから、夫はずっと時差出勤を続けている。

夫は毎朝、午前7時より早く家を出る。帰宅時間はバラバラだけど、それでも家族で夕食を食べられるタイミングで帰宅する。社内的に「飲み会禁止」の流れがあるので、上司だの社長だに誘われて飲みに行くこともない。

平日、私はパートから帰宅して家事に取り組み、娘や夫が帰宅する頃に合わせて夕食の支度をする。実のところ夕食の下拵えは出勤前に済ませているので、夕方は「トンカツ揚げるだけ」とか「魚を焼くだけ」とか「シチュー温めなおすだけ」くらいの作業しかしないのだけど。

家族全員が揃ったところで夕食スタート。当たり前だけど家族全員揃って食べると美味しい。

なんとなくテレビを見ながらツッコミを入れたり、今日あったことを話したり…そんな感じ。夕食の後片付けは私がすることもあれば、夫がしてくれることもある。手が空いていたり、元気だったりする方がする…って感じ。

夕食の後、週3回は夫婦で娘を駅前の塾に送ってく。

どちらか1人が送れば良いのだけど、夫も私も「中年は運動足りてないから」とて、散歩がてら歩くのだ。帰宅後は夫婦で映画を観ることもあれば、別々に好きなことをする時もある。時間になったら、娘を塾に迎えに行って、1日が終わる。

この生活…毎日すごく楽しいんですけど!

娘が生まれてから平日にほぼ毎日家族揃って夕食を食べるなんて初めてのこと。そして、もっとよく考えてみると私にとって「平日にほぼ毎日家族揃って夕食を食べる経験」ってのは、生まれてはじめての経験。

実家の父は飲んだくれで仕事帰りに飲んで帰るため、平日に家族揃って夕食を食べるなんて皆無だった。

ついでに書くなら実母はビックリするほど家事をしない人だったので「お帰り。もうすぐご飯出来るからさっさと着替えておいで」なんて迎えてくれることはなかったし、それどころか自分が中学生の頃には私が家族の夕食を作っていた。

当時の私はそんな生活を不思議に思っておらず、実母の言う「お母さんは病弱だから子どもが家事をするのは当たり前」って言葉を素直に信じていた。

「もしかして私の母は変な人だったのでは?」気づいたのは自分が結婚して子育てをはじめてからだ。

実母は「病弱だから」を理由に全く家事をしない人だったけど、自分の好きなこと(飲みに行ったり・女友達と遊びに行ったり等)は積極的過ぎるくらい積極的だった。本当に病弱な人はあんなに活動的には動けないものだ。

そんな訳で私はずっと平日に家族揃って夕食を食べるなんてテレビドラマの世界だと思っていた。

ドラマのワンシーンみたいな生活って実現出来るものなんだなぁ。「ラピュタは本当にあったんだ!」くらいの勢いで猛烈に感動している。

夕食後、娘を塾に送迎する名目で夫と歩くのも本当に楽しい。

夫も会社から早い時間に家に帰る生活を気に入っているみたい。飲み会が好きな人なら刺激の無い毎日は物足りないかも知れないけれど、夫も会社の飲み会は嫌いと公言するタイプなので、むしろこの生活が嬉しいみたいだ。

夫の会社の時差出勤と飲み会自粛はしばらく続けるそうだけど、コロナウイルスが収まっても、この習慣は残して欲しい。

……って、コロナウイルスが収まったら元の体勢に戻るだろうってことは分かっているのだけどね。

私、どちらかと言うと料理するのは好きだけど、平日に家族揃って夕食を食べるようになってから料理をするのが俄然楽しくて、新メニューを出したり、ちょっとだけ奮発した食材が並んだりと料理の質が上がっている。夕食、ホント美味しいよ。

いつかは終わってしまう今の生活。しっかり楽しんでおきたい。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
日記
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました