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坂本龍馬と千歯扱。

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高校の歴史のの教科書から坂本龍馬だの新撰組だのと言った言葉が消えてしまうかも…と言うことで各所盛り上がっているけれど、理数系が大の苦手で国語と社会の類が大好きだった私にも色々と思うとろがある。

ちなみに。今回、削除されようとしている言葉はこんな感じ。

【世界史】

エジプト古王国・中王国・新王国/リキニウス・セクスティウス法/クレオパトラ/カノッサの屈辱/性即理・心即理/『金瓶梅』/ガリレオ・ガリレイ/プラッシーの戦い/ミュール紡績機/第1回大陸会議/マリー・アントワネット/立法議会・国民公会/ロベスピエール/ワーテルローの戦い/第1・第2インターナショナル

【日本史】

中宮寺半跏思惟(はんかしい)像/国分寺建立の詔(みことのり)/不輸・不入の権/鹿ケ谷の陰謀/時宗(仏教宗派)/武田信玄、上杉謙信/桶狭間の戦い/中山道・甲州街道・奥州街道・日光街道/大岡忠相/千歯扱(こ)き、備中鍬(ぐわ)/吉田松陰/坂本龍馬/ジーメンス事件/五日市憲法草案/旅順占領

朝日新聞デジタルより引用
http://www.asahi.com/articles/DA3S13226347.html

ざっくりと見て「要するに浪漫枠の排除なんだな」と理解した。

日本史だと坂本龍馬、新撰組・武田信玄、上杉謙信あたりは日本人に人気のある歴史上の人物だけど史実よりも小説とか漫画とかゲームの影響で好きな人が多い。

小説や漫画がキッカケで歴史を学ぶのはアリだと思うし、私自身も完全にそちら側の人間なのだけど、学問(入試)にそういう浪漫はいらない…って解釈なのだう。

「浪漫は浪漫として個人的に楽しんでおきたまへ」と言われたら「あ…はい……」としか言えないのだけど、歴史の教科書が面白くなくなっちゃうよな…とは思う。

個人的には「千歯扱」が削除案に入っているのを残念に思う。

稲作は日本の原点だと思うし何よりお米の国の人として入試に登場しなくても言葉だけでも残しておいても良いのではないかと思っている。

歴史の教科書の片隅にあった千歯扱の挿絵を見て「あ…これ、ちょっと使ったみたいかも…」と思ったことのある人は私だけではないはずだと勝手に確信している。

小学生の娘を見ていても感じるのだけど、昨今は「脱ゆとり」と「理系重視」が半端ない。

脱ゆとりについては自分がゆとり世代ではないだけに、どこがどう変わったのかよく分かっていないのだけど、理系重視については感じるところが多い。

小学生の作文を読んでいると、中学受験(難関校)をする子はさておき、有象無象の小学生達のレベルの低さには驚かされる。

私の日記や本の感想を読んでくださっている子どもの頃は国語とか本が好きだったみなさんが、現役小学生の作文を読んだらビックリすること請け合いだ。

文系の学問は省力化。歴史の浪漫も省力化なんと味気ない事だろう。

そして真面目に思うのだけど、国として英語教育に力を入れて国際化を進めていきたいのであれば理系学問だけでなく、教養面も強化していく必要があるように思う。

世界史から削除されようとしている言葉の中には世界の常識として知っておく必要があることが多いと思うのだけど。

私は教育の専門家ではないので自分の意見が正しいと思っている訳ではないけれど、今の日本の教育の方向性ってどうなんだろうなぁ…と疑問に思う。

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日記
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