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フィールドワークの重要性。

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先日、夫とウォーキングで千早赤阪村を訪れた。

千早赤阪村は大阪府唯一の「村」として知られている。自治体の統廃合が行われても「村」であることを守り続けていて、私はずっと「どうして近隣と合併しないんだろう?」と不思議に思っていた。

千早赤阪村は楠木正成ゆかりの土地で村をあげて楠木正成を推していた。村の収入は農業・林業・観光業。大阪府の子ども達が冬山登山で訪れる金剛山があるため「千早赤阪村のことは知らないけど金剛登山で行ったことがある」って大阪府民は多いと思う。

そう言えば高校時代、千早赤阪村から通学している同級生がいたことを思い出した。そして千早赤阪村から通勤している先生もいた。同級生が休んだ時に「先生が家までプリントを持ってきてくれた」って話を聞いたことがあったので「ものすごい田舎で小さな村なんだろうな」と思っていた。

だけど実際に訪れてみて千早赤阪村の広さに驚かされたし「私がイメージしていたより豊かな村だった」ってことを知った。公共施設がしっかり機能していることが感じ取れたり、地域イベントなども開催されているようだった。

「なるほど千早赤阪村は周囲の市町村と合併するメリットを感じていないから合併しないんだ」と理解した。

趣味のウォーキングで大阪の街中を「これでもか」ってほどに歩きまくってみて人から見聞きしたことよりも実際にその場所に行って確認することの方が信憑性がある…ってことに気がついた。

大阪は南北格差があって「北の住民は上品で頭が良く、南の住民は下品で頭が悪い」と言われているけれど、北から南から歩きまくっていると「確かにその通り」と思えるところもあったけど「それは一部しか見ていない人の狭い意見でしかない」と感じるようになった。

例えば…だけどお金持ちが多く学力が高いとされる北摂地域にも荒れた場所や下品な場所があって「この場所を有している地域がよく上から目線で物を言えたものだな」と思うことがあるし、南で下品な地域とされるる場所にも閑静な住宅地があったり、昔からのお金持ちが住んでいる区画があったりもする。

自動車で走っていると気付かないようなこと…例えばゴミの出し方、児童公園の荒れ具合、街の中に貼っているポスターな看板の方向性などから、そこで暮らしてる人達の民度や生活の豊かさを図ることができるのだけど、私が実際に歩いてみて「インターネットで言われている印象とは違うな」と思った地域はけっこう多い。

またその逆で「インターネットで言われていないけどココはヤバい地域だ」と感じた場所もあれば「インターネットで言われている以上に酷いな…」と感じた場所もあった(特定の地域を下げるようなことは書きたくないので「どこヤバかった」みたいなことは書かないけど)

私と夫のウォーキングは基本的に大阪府内(場合によっては山を越えて奈良県にも突入している)がほとんど。住宅地だったり工業地帯、商業地域、農業地域などを歩きまくっているだけなのだけど、発見が多くて面白い。地域の民度もそうだし公共工事の方向性なども歩いているだけで見えてくるものがある。

今回の千早赤阪村へのウォーキングは気付きが多くて改めてフィールドワークの重要性を感じた。「耳年増」ではないけれど、インターネット上にあふれる情報を鵜呑みにするだけでなく、自分の目や耳で感じたことを大事にしていきたいな…なてんことを思った。

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