2月5日は私達夫婦の12回目の結婚記念日だった。
思えば「何を好き好んでこんな寒い時期に結婚したんだ?」って話だけど、当時は夫も私もお金が無くて、それなのに義母から「お願いだから結婚式だけは挙げてちょうだい」と懇願されたため結婚式の費用が安くなるこの時期を選んだのだ。
実際、結婚式の会場はガラガラで貸し切り状態だったと記憶している。
おかげさまで昨年の結婚記念日から特に何も変わりなく1年間過ごす事が出来た。
変わりない…と言っても母達は年々老いてきて、色々と手が掛かるようになっている。一方、娘は手が掛からなくなった分、習い事に夢中で習い事の予定に振り回される事になってしまった。
変わらないのは夫と私。夫は相変わらず忙しく働いていて、私も家事だのPC内職などをしながらバタバタと暮らしている。「特に変わりない」って事が幸せなんだとシミジミ思う。
実際、私の人生を振り返ってみると「結婚する前」と「結婚してから」では圧倒的に「結婚してから」の方が幸せだ。
結婚する前は若かったので若者なりの楽しみ方はしていたけれど、何かと波乱が多くてしんどい思いをしていた。しかし夫と結婚してからは流れが変わった気がする。
小さなトラブルがあったとしても、ギャーギャー騒ぐほどの事ではないし、独身時代の状況を思えば楽ちん過ぎるくらい楽ちんだ。
夫とは11年経った今でも仲良く暮らしている。
独身時代は仲良の良い夫婦なんて都市伝説だと思っていた。「ラピュタは本当にあったんだ!」ではないけれど「仲の良い夫婦って本当にいるんだ!」って感じ。
ちなみに。夫も私も記念日を大切にするタイプではないので結婚記念日当日は特に何もしなかった。
初めての結婚記念日は写真館で写真をと撮って「毎年、写真を撮って家族の歴史を残していこうね」などとロマンティックな事を言っていたのに、雑事に追われて写真はそれっきりになってしまった。結婚生活なんてそんなもんだ。
これからも夫との心地良い関係に胡座をかくことなく仲良くやっていきたい。
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