娘が小学校に入学してからと言うもの、手作りおやつ率が下がり、その代わり市販のお菓子を買うようになった。
手作りおやつ率が下がったのは娘の友達が遊びに来るようになったから。
習い事等がある日で友達が遊びに来ない日は手作りおやつでも問題ないのだけれど、娘の友達が遊びに来る日は手作りおやつだと食べてくれない事があるので、市販のお菓子を出している。遊びに来る子達も「手土産」的に何某かのスナック菓子を持参する事が多く、持ってきてくれたお菓子と我が家で用意したお菓子を器に入れて出している。
それにつけても小学生にお菓子を出すのって難しい。
自分的には定番だと思ってても「おばちゃん、ごめん。これ食べられへん」と言われる事が多々あるのだ。
例えば、お煎餅・米菓子NGの子もいれば、クッキー類が駄目な子もいる。グミ・チョコが苦手だったり、ラムネが無理だったり、コーン系のスナックが苦手だったり、そもそも甘いもの全般が嫌だったり。
最初の頃は「もう!いったい何を出したらいいのよ!」と内心うんざりしていたものだ。
子どもに人気の鉄板お菓子
最大公約数的に人気だったのは「ポテトチップス」と「じゃがりこ」の2つ。
私の中では早くも「ポテトチップスとじゃがりこは鉄板」と言う意識付けが出来てしまっている。
それ以外のお菓子はNGを出す子がいた。(我が家調べ)。なので、相手の好みが分からない時はとりあえず、ポテトチップスかじゃがりこを提供する事にしている。
そして驚かされるのが、お友達が持ってきてくれるお菓子の種類だ。
食べ物の好みって実に人それぞれで、我が家が苦手とする物を持ってくる子が案外多い。例えば「動物ビスケット」とか「アスパラガスビスケット」とか「とんがりコーン」とか。
私は「口の水分持っていかれる系」のお菓子が苦手で、家でも買った事がなかったせいか、娘もそんなに好きじゃないみたいだ。持ってきてくれるお菓子に文句を言いたいのではなくて、人の好みって本当に違うんだなって事。
「自分ちの定番」が「よその家の定番」だとは限らない。
そう言えば、この夏旅行に行った時、義母から「お土産に炭酸煎餅を買ってきて。私、あれ大好きなの」と言われて面食らった覚えがある。
私は炭酸煎餅が苦手な事もあって「白浜だったら炭酸煎餅を買わなくても美味しい物いっぱいあるのに!」と言う気持ちになってしまった。だけど、義母にとっての美味しい物は炭酸煎餅だったのだ。
たかが食べ物の好みでもこれだけ違うのだから、人間同志が分かり合うのが難しいのも致し方無いな……と思う。
とりあえず今のところ娘の友達が来たら「ポテトチップス」と「じゃがりこ」で乗り切っているけれど、いつかこの2つにNGを出す子が遊びに来るかも知れない。たかがお菓子。されどお菓子。お菓子の世界も難しい。
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