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古のヲタク。8番出口に挑む。

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お盆休み期間中にテレビで映画『8番出口』のCMを観ていたら原作ゲームをプレイしたくてPC版をダウンロードしてみた。

8番出口

8番出口

それまで巷で8番出口が流行っていたのは知っていたけど「へぇ~っ。そうなんだ」くらいの印象しかなかったのだけど「比較的短時間でクリアできる」と知り「このゲームならお盆休み期間中にクリアできそう」と感じた。

私はファミコン世代のゲーム好きだけど出産後はほとんどゲームをプレイしていない。数年に1度くらいのスパンでヲタク魂が疼きだしてプレイするのだけど、前回にハマったゲームは『ウマ娘』で、その前は『リングフィットアドベンチャー』って感じ。

『ウマ娘』はスマホゲームで課金ありな側面があるし『リングフィットアドベンチャー』は「自宅で身体を動かしましょう」がコンセプトなので、かつて私が愛してきたゲームとは経路が違っていて娯楽要素が高かった。それに対して『8番出口』は謎解き(間違い探し)ゲーム。久々にヲタク魂が疼いた。

『8番出口』は早い人だと20分でクリアできる…と聞いていたので「ヲタク舐めんなよ。こんなの一瞬でクリアしてやる」と思っていたのただけど、めちゃくちゃ苦戦した。

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8番出口

8番出口のゲーム世界は無限に続く地下通路。ゲームの目的は8番出口からの脱出。

ゲームのルールはこんな感じ
  • 異変を見つけたら引き返す
  • 異変が見つからなければ進む
  • 8番出口から出る

「異変」と書かれているけれど、要するに間違い探し。見た目的なところもそうだけど「音」なども含まれる。異変があれば引き返し、そうでなければ進んでいく。シンプルで誰でもプレイ出るゲームのようだ。

これ以降の記述はネタバレは書かないものの「ヒントになる情報」が含まれているので「これからノーヒントで真っ白な気持ちで8番出口に挑みたい」って方はご遠慮ください。

高齢ヲタクに優しくなかった

まず私が失敗したのは「スマホでプレイしよう」と思ったことだった。スマホ版をダウンロードして初めてみたものの画面が小さくてよく見えないのだ。

現在、我が家には稼働しているゲーム機がないので「じゃあスマホ版でいいか」みたいな軽い気持ちでダウンロードしたのだけれど、老眼が進んだ私にスマホで間違い探しをするなんて最初から無理な話だったのだ。

これについては早々に諦めて「勉強代だと思ってスマホ版は諦めよう」とPC版をダウンロードした。

流石にPC版はスマホ版より見やすかった。これなら戦える…と思いきや。想像していたよりずっと見難い。我が家のPCはノート型で、ゲーム仕様ではないのだ。「エクセルとワードとパワーポイントが動けば良いか」くらいのノリで購入したものなのでPCの機能は高くない。たぶんCADソフトを入れてもまともに動かないと思う。

さらに言うなせPCでのゲーム操作に慣れていないのでサクサクプレイを進めることかできなかったのもキツかった。

私も昔はPCゲームも嗜んでいたものの、シミュレーションや育成、ノベルタイプの「コマンドを選択する」タイプのゲームばかりだったので、キャラクターを動かしてどうこうする…って操作をするのは初めてだった。

PC操作については「とにかく慣れる」しか無いと諦めたものの、画面の見難さはいかんとも出来ない。ゲームをしない娘も「8番出口が流行ってる時に何回か動画観たことあるけど、もっと見やすかったよ」と言う始末。

すると夫が押し入れの奥から先代のテレビを持ってきてPCに繋いでくれた。画面がイッキに大きくなり、どうにか間違い探しに取り組むことができるようになった。

古のヲタク苦戦

さて。ゲーム画面は整った。操作はやっていくうちに慣れるだろうから、あとはクリアを目指すのみ。私は傍らにペンとノートを置いた。ゲーム攻略のためのメモだ。間違い探しなら誰だってできるはずだと考えた。

そして本格的にゲームをスタートさせたのだけど情報量がやたらと多くて辟易した。何しろ「間違い探し」とは言うものの、例えば…アルバイト求人のポスターが貼ってあるのだけど、そこには様々な情報が記載されている。

当然ながら自分的攻略ノートを書いたよね。だってヲタクだもの。全ての情報を書き込んいった。

流石に1周では攻略できないだろうと諦めていて、2周目からはそれこそ鬼のようにチェックをはじめたのだけど、イマイチ上手くいかない。どうやらチェックする箇所が違っていたらしい。

そして何度なく「異変」に遭遇して気がついた。

8番出口で言うところの「間違い探し」ってヤツは例えばサイゼリヤの間違い探しのように「重箱の隅を楊枝でつつく」みたいなものではなくて、もっともっと直感的なものだった。

さらに言うと8回行われる間違い探しの中で1度遭遇した異変は2度と起こらないシステムになっているらしく、猛烈にメモを取った情報や異変はイマイチ役に立たないのだった。

もっと直感的にスピードを上げるプレイすることが要求されるゲームだった。

スピードを上げると言う課題

さて。この8番出口。「異変を見つけたら引き返す」と言うルールがある訳だけど、実は書かれていないルールが存在する。「異変に捕まったら即終了」ってところ。

要するに「ある異変」から爆速で逃げる必要があるのだけど、私にとってこれが難しかった。

そして「1度遭遇した異変は2度と起こらないシステム」と合わせると相当難しい局面を迎えることになる。

8番出口は0の表示から1、2、3と進んで行って最終的に8番出口と表示されたところから脱出して終了。どんな異変が起こるのかはランダムなのだけど、最初の方で簡単な異変が起こって引き返したとする。異変が見つからずに前に進んだり、異変に気づいて引き返したりする中で「さあ。次で脱出できるぞ」ってとろこまで辿り着いたとしても「異変に捕まらずに逃げる」が達成ではない場合は、0番まで戻されてしまうのだ。

『8番出口』のクリア時間は運要素も関係する…と言われていて、簡単な異変でサクサク進んで一発でクリアする人もいるそうだけど、私の場合はそうじゃなかった。

6番、7番、8番と進んできて最後で異変に捕まって何度0番まで戻されたことか。PC版ではなくコントローラーを使ってプレイできるゲーム媒体があればサクッっと出来たと思うのだけど、キーボード操作のゲームに慣れるの苦戦して上手くいかないのだった。

四苦八苦しなからどうにかクリア

私にとって8番出口は手強い存在だったけれど、小さい頃からほとんどゲームをしなかった娘(小学生の頃に『あつまれどうぶつの森』とか『マリオカート』くらいはやっている)にプレイされてみたところ、サクッとクリアしていた。

若いって素敵だね。新しいことアッサリできるようになっちゃっうなんてさ。

途中、家事や休憩も挟んだし娘や夫もプレイしたので私がゲームをプレイしていた正確な時間は分からなくってしまっているけれど、たぶん5時間くらいはプレイしていたと思う。

ちなみに。8番出口をクリアすると「あなたが発見(攻略)した異変は◯個です。あと◯個の異変が残されています」的なメッセージが出てくるのだけど「あと◯個」と言われても、私はそのほとんどを見てしまっていた。

いやぁ~ゲームって本当に面白いですね。

古のヲタクである私や夫が四苦八苦していたゲームを「ゲームあまり好きじゃない」って言う娘がアッサリクリアしてしまったのには驚かされたけれど、今のゲームは昔のゲームとは少し考え方が違っているので仕方がない。そこのところを理解するのに時間がかかってしまったけれど、久しぶりに熱い時間を過ごさせてもらった。

お盆休み…ってことゲームに集中できたものの、現在の私の日常生活にゲームが入りこむ余地はない。今はちょっと無理だけど生活スタイルが変わったら、またゲームの世界に戻るのも良いなぁ~なんてことを思った。

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日記
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