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ヤングファミリーと新築一戸建て。

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ここ最近、新築一戸建て住宅の高騰が止まらない。

私と夫はウォーキングが趣味なので大阪府内のあちこちを歩きまくっているのだけれど「こんな高い家を買えるほど今の子育て世帯は年収高いの?」と目を丸くしてしまう。

新築一戸建ての価格が高騰している理由は原材料費の高騰や人手不足など。この流れはたぶんだけど、ずっと続くだろう。独身時代にハウスメーカーで働いていた頃のことを思うと「めちゃくちゃ高くなったよね」と思う。

「家を買う」といっても地域差は大きい。もともとの土地価格が高いか安いか。実家が田舎の土地持ちだったりすると「家は自分で建てるけど、土地は実家の敷地」みたいなケースもある。

ざっくりした印象だけど大阪市内の場合、3、4人家族が住む想定で駐車場は1台。土地は狭めのペンシルハウスで3階建。ハウスメーカー製ではなく地元の工務店が立てた安価なパネル式住宅…って感じの新築一戸建て住宅で、ざっくり6000万円くらいかな…って印象。

夫婦フルタイム勤務想定だとしても6000万円の住宅ローンって、どうやって払うんだろう? もしかしたら実家が太くて「これを頭金にしなさい」みたいな感じで頭金を3000万円くらい出してもらっているのだろうか?

日本の平均年収や世帯年収の中央値…大阪の世帯年収などから考えてみても、子ども2人設定だったら住宅ローンは3500万円くらいが妥当じゃないかと思うのだれけど、世の中のヤングファミリー世帯はもっとお金を持っているのだろうか?(東京だと物価も世帯収入も違うので話が違ってくると思う)

6000万円の新築一戸建てをローンで買ったとしても生きていくだけなら大丈夫。だけど子どもの教育費を考えたら「そんな大きなローンを抱えて大丈夫なの?」と心配になってしまう。

……まぁ、他人がとやかく言うような話ではないのだけどね。

子どもを1人育てるのって洒落にならないレベルでお金がかかる。特に教育費。オール公立で通したとしても決して安くはないし、中学、高校、大学のどれかが私学だったりすると教育費はグンと跳ね上がってしまう。

6000万の新築一戸建てを購入して、大きなワンボックスカーに乗って、子ども2人育てて大学進学の費用を確保できる子育て世帯がそんなに多いとは思えないのだけどなぁ。それとも私が想像している以上に経済格差が広がっていて、若くても夫婦でゴリゴリ稼げてしまう家庭が増えているんだろうか?

馬鹿みたいな高い新築一戸建て(土地は決して広くない)やタワーマンションがワンサカ建築される一方で、あっちにもこっちにも空き家がある状況って不健全に思えてしまう。私の家の前の大きなお宅(狭小住宅2軒分)も空き家になって10年以上経つ。

誰がどんな家を買って、どこで住もうと私には関係のない話ではあるけれど、小さくて高価な新築一戸建て住宅を見るにつけ「住宅ローン破綻する人が増えなきゃいいのにな…」と思わずにはいられない。

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日記
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