東京オリンピックのチケット申込みをした。
私は何度と無く日記に書いているけれど、スポーツなんて大嫌い。夫の影響でサッカーと自転車レースだけは観る習慣があるけれど、ワールドカップだろうが、世界陸上だろうが興味がない。
今までのオリンピックは夫と娘が熱くなって観ている横で「私は関係ないなぁ~」と思いながら、ぼんやりと別のことをしたり、気が向いた競技だけチラ見したりしていた。
しかし来年のオリンピックは東京での開催。
娘はこの春までガチで体操に取り組んでいて、私も超本気でサポートしていたこともあって「一生に一度の事だから行かない理由はないよね」みたいな気持ちになってしまった。
夫と協議の結果、夫の名義と私の名義から限度枠ギリギリのチケットを申し込むことにした。
- 開会式
- 女子体操予選
- 男子体操予選
- 卓球予選
- 開会式
- サッカー
- ハンドボール予選
- フェンシング決勝
夫とは「チケット取れてもホテル取れなかったらどうしようか?」なんて相談をしていた。
オリンピック期間中、東京でホテルを取るのは大変との噂。首尾よくチケットが取れたとしても、宿を押さえる事が出来なければ話ならない。
夫は「最悪、ネットカフェとか健康ランド的なところとか~」なんて、暢気なことを言うけれど、年頃の娘を連れてそれは無い。
……などと、あれこれ頭を悩ませていたのだけれど、夫も私も全て落選。1つも当たらなかっただなんて切ないことだ。
オリンピックチケット全落ちでした(ノД`)シクシク
開会式、体操予選。やっぱり厳しかったか…。夫アカウトから申込んだのがあるので、そちらに期待。 pic.twitter.com/L6Fr2nHhpf— 白蓮@ゆらら (@yurarra) 2019年6月19日
開会式、体操、サッカーと人気種目ばかり選んだのが悪かったのだと思う。だけど、私…体操くらいしか興味無かったんだもの。
そもそも「オリンピックを生で観たい」と強く思ったのは、娘が体操をしたことで、私も体操が好きになった…ってこともあるけれど、それ以上に「家族の思い出を作りたい」って気持ちの方が強かった。
ずっと遠い未来。
私と夫が死んで(生きてても良いけど)中年になった娘が令和が終わる時に「さようなら令和。令和のビッグイベントを振り返る」みたいな番組を観て「そう言えば、家族で東京オリンピック観に行ったなぁ」と思いだしてくれたら嬉しいな…と。
娘には幸せな人生を歩んで欲しいと思うのだけど、普通に考えて「順風満帆の幸せな人生」って、まずまず無いと思うのだ。
娘にも「もう辛くて死にたい」とか「こんな生活嫌だ」って時がくるだろう。
そんな時のためにも、出来るだけ今のうちに「幸せ貯金」を貯めておいてあげたいのだ。楽しかった思い出とか、幸せな記憶って困難を乗り越える助けになってくれると思うから。
……って、オリンピックのチケット全部ハズレちゃったんだけど。
娘が「そう言えば東京オリンピックの時は親がメチャメチャ張り切って、チケット申込んでたけど全部外れたよね~」って覚えてくれていたら、それだけでいいかな…と思うことにした。
残念だけど、こればかりは仕方がない。
東京オリンピックのチケットを首尾良くゲットした方は人生に1度きりかも知れないこの機会を存分に楽しんでください。