中之島香雪美術館で開催されている『大原美術館所蔵名画への旅。虎次郎の夢』を観に行ってきた。

大原美術館所蔵。名画への旅。虎次郎の夢。
大原美術館と言うと私設美術館でありながらエル・グレコの受胎告知やモネの睡蓮などの名画を所蔵しているのだけど、今回の美術展では大原美術館の有名どころが大阪で公開されている。どうやら大原美術館の改修工事の兼ね合いもあるみたい。
香雪美術館はビルの中にある小さな美術館。ド派手な宣伝をしている訳ではなそうなのに美術が好きな人はマメにチェックしているのか、思っていたより賑わっていた。

受胎告知&和服を着たベルギーの少女
エル・グレコの『受胎告知』やモネの『睡蓮』だけでなく、ムンクありゴーギャンあり児島虎次郎の『和服を着たベルギーの少女』ありと見応えのある展示だった。
大原美術館の系譜については興味のある方はご自身で調べていただくとして。私が1番驚いたのは児島虎次郎は石井十次の娘と結婚していて、石井十次から多大な協力を得ていた…ってことだった。
石井十次は岡山孤児院を創設した人で「児童福祉の父」とされていて、アリス・ペティ・アダムス、留岡幸助、山室軍平とともに「岡山四聖人」と称される。保育士試験の時に絶対に覚えおかなければならない人物。
石井十次にしても大原美術館を創設した大原孫三郎にしても一般人からすると驚くほどの資産家なのだけど篤志家で社会福祉だの日本美術の発展などに力を注いでいる。
昔の貴族とかお金もちってノブレス・オブリージュ(Noblesse Oblige)の精神があったのだなぁ~と感心してしまった。
ノブレス・オブリージュは「高貴なる者の義務」意味するフランス語で高い地位や財産を持つ者は、それに見合った社会的責任を負い、社会貢献や慈善活動を行うべきという道徳観のこと。
今のお金もちの中にもそう言った活動をしている人がいるかも知れないけれど、例えばZOZO創業者の前澤友作氏の「お金配り」とは意味合いが違うよう思う。成金と本当の貴族(お金持ち)とは別物なんだ…ってことを感じる企画展だった。
絵画鑑賞って単純に「綺麗な絵だなぁ~凄いなぁ~」と思って観るのも良いけれど、歴史や背景を知るって意味でも面白い。今回は保育士試験の対策で散々学んだ人物が登場していてより一層面白かった。
2025年は私の好きな感じの絵画展が少なくて美術館へ足を運ぶ回数が少なめだったけれど、2026年は私好みのバタ臭い展覧会が多いので楽しみにしている。
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