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書評

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やさしい訴え 小川洋子 文春文庫

小川洋子の小説は最近作以外は、ほぼ制覇している気でいたけれど『やさしい訴え』は何故か見落としていた。「まだ読んでない作品...

瓢箪から人生 夏井いつき 小学館

物語性の高い小説や読んでいて気持ちが重たくなるような小説ばかり読んでいると、気軽に読むことの出来るものが恋しくなる。特に...

いのちの初夜 北条民雄 角川文庫

たぶん…だけど。『いのちの初夜』は私にとって2023年度に読んだ本の中でナンバー1の作品になると思う。今は9月で2023...

悼む人 天童荒太 文藝春秋

『悼む人』は第140回直木賞受賞作。作者の天童荒太は売れっ子作家…って感じなのだけど「私の好きな路線じゃなさそう」と言う...

海賊とよばれた男 百田尚樹 講談社文庫

『海賊とよばれた男』は出光興産創業者の出光佐三をモデルにした小説で第10回本屋大賞受賞。映画化もされて書店には本が平積み...

102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方 石井哲代, 中国新聞社 文藝春秋

102歳で1人暮らしをされている石井哲代さんの生活を綴った1冊。エッセイのようなインタビューまとめのような立ち位置。 「...

母よ嘆くなかれ 〈新訳版〉 パール・バック 法政大学出版局

私は読書が好き…と言っても、読んでいる大半は日本の小説。外国文学はそれほど多く触れていないのだけど、今まで読んだ外国文学...

光のとこにいてね 一穂ミチ 文藝春秋

一穂ミチの作品を読むのはこれで2冊目。『光のとこにいてね』はに第168回直木賞候補&第20回本屋大賞第3位…と言うなかな...

カラスの親指 道尾秀介 講談社文庫

『カラスの親指』は第140回直木賞候補作&第62回日本推理作家協会賞の受賞作でもある。作者の道尾秀介は私にとって初挑戦の...

線は、僕を描く 砥上裕將 講談社文庫

『線は、僕を描く』は第59回メフィスト賞受賞作。水墨画がテーマの作品で作者自身が水墨画家とのこと。 私は絵画を観るのは好...

ハンチバック 市川沙央 文藝春秋

『ハンチバック』は第169回芥川賞を受賞作。作者の市川沙央は人工呼吸器をと電動車椅子を利用する重度障害者。 この感想をア...

そして誰もゆとらなくなった  朝井リョウ 文藝春秋

『そして誰もゆとらなくなった 』は『風と共にゆとりぬ』の続編にあたるエッセイで「ゆとりシリーズ」の完結編。 私は『風と共...

百年の子 古内 一絵  Audible Originals

『百年の子』はAudibleファーストは2023年7月現在においてはアマゾンオーディブルでしか発売されていない。版元が小...

きみ去りしのち 重松清 文春文庫

お久しぶりの重松清。重松清は『ビタミンF』で直木賞を受賞。その後、家族や子どもをテーマにした作品を多数発表している。 私...

この世の喜びよ 井戸川射子 講談社

『この世の喜びよ』は第168回芥川賞受賞作。 私は自称「読書好き」なのだけど第168回芥川賞はまったくチェックしていなか...

こう見えて元タカラジェンヌです 天真みちる 左右社

『こう見えて元タカラジェンヌです』は宝塚歌劇団花組の男役でおじさん役を得意…と言うか専門的におじさん役を演じていた元宝塚...

すべて真夜中の恋人たち 川上未映子 講談社文庫

大人向けの恋愛小説として評判が良さげだったので読んでみた。ヒロインが若くてイケイケな職業じゃなくて「人付き合いが苦手な3...

窓際のトットちゃん 黒柳徹子 講談社文庫

『窓際のトットちゃん』は『徹子の部屋』の黒柳徹子のが書いた昭和の大ベストセラー。私自身は小学生の頃に読んだ記憶がある。 ...

香君(上・下) 上橋菜穂子 文藝春秋

久しぶりにファンタジー小説を読んでみた。 そう言えば上橋菜穂子作品の感想は書いたことが無いけれど、私のベースはヲタクなの...

バッタを倒しにアフリカへ   前野ウルド浩太郎 光文社新書

『バッタを倒しにアフリカへ』はモーリタニアでバッタの研究をする日本人研究者によるノンフィクション作品。 エッセイでも紀行...

嫉妬/事件 アニー・エルノー ハヤカワepi文庫

アニー・エルノーは初挑戦の作家さん。2022年のノーベル文学賞を受賞している。その作品のほとんどは自伝とのことで、最近の...
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