『海辺の家』という映画を観てきた。
癌を宣告された建築士の男性が、別れた妻のもとにいる息子を呼び寄せて
今まで住んでいたオンボロな家を壊して息子と共に家を建てる。
息子は薬物依存症で、心が荒れていたりして
主人公の男性自身も、愛に飢えていたりなんかして
「家」を建てることにより、それぞれが生まれ変わっていく
……ってな、お涙頂戴っぽい筋書きで
もう恥かしくなってしまうほど、大泣きしてしまった。
私は仕事で「家を建てる」という行事の過程に携わっているせいか
「家」にたいする思い入れは、ちょっぴり強かったりする。
毎日、毎日、見知らぬ人の家の図面と向き合って
「あぁ、いい家だ」とか「ちょっと、どうよ?」とか思っているのだが
本当のことを言うと、家なんて、人間を入れる器に過ぎないと思っている。
人間というよりも家族を入れる器といったところだろうか。
主人公の男性は、とっくに死んでしまった父を憎み、父を愛し
父に虐げられていた母を想い、母を愛し
別れてしまった妻と息子を想いながら、それでも1人で生きていたのだが
家を作っていく過程の中で、大きく変化していった。
彼が変化したのは「死」を目前にしたのがキッカケだったが
たぶん、自分の心を開いて、愛に触れたから変われたのだと思う。
作品の中では、クドイほどハグ(抱き合う)する映像が映し出される
親子であったり、夫婦であったり、恋人同士であったり……
「あなたが好きです」「あなたを大切に思っています」という気持ちは
言葉にしたり、態度で表さなければ分からない。
もちろん、言わなくても分かる…ということもあるだろうけれど
他者に気持ちを伝える努力ってのは必要だなぁ~~と思った。
現実の生活は映画のように上手くいかないことの方が多い訳で
『浜辺の家』は、ちょっと出来すぎたストーリーだったりするのだが
「変わることが出来る」という希望とか、可能性とかが気持ちよくて
変われるってのは、やっぱり「愛ゆえに」だよね…ってあたりが
どうにも「ウッ」と胸に迫ってきて、大泣きしちゃったのである。
いい映画にあたったなぁ……と思った。
好きなものは好きだと、声を大にして言わなきゃね。
……ってことで、我が家の今夜の夕食は普段より
ちょっと豪華版だったことは言うまでもない。
しみじみ良くて、たっぷり泣いた。
いいものを吸収したので、明日からまた頑張れるに違いない。
そうさ。頑張れるさ。頑張るさ。暑くてもだ。
……ってなことで、今日の日記は、これにてオシマイ。
『海辺の家』~好きって気持ちは表現するべし~
記事内に広告が含まれています。

