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「お」の作家

50音順の分類で「お」に属する作家の作家の書いた本の感想です。

50音別作家一覧はこちら

作家名・作品名等で検索出来ます
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渦 妹背山婦女庭訓 魂結び  大島真寿美 文藝春秋

お久しぶりの大島真寿美。ちょっとハマっていた時期があったのだけど、なんとなく遠ざかっていた。 『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』が直木賞候補になったと言うので、図書館で予約をしてみたところ、予約の順番が回ってきて本が手元に届いた日に直木賞...

ホテル・アイリス 小川洋子 幻冬舎文庫

私は小川洋子の作品の感想を書く時に、何度も何度も「小川洋子の作品の中で1番好きなのはホテル・アイリスだ」と書いているのに、感想をアップしていなかった。 WEBに本の感想を書くようになって、もうすぐ20年になろうとしているけれど「サイト...

間取りと妄想 大竹昭子 亜紀書房

世の中には家を買う予定もないのに不動産チラシを眺めるのが好きな人って多いんじゃんいだろうか? かく言う私もその中の1人だ。特に間取り図は見ているだけで気持ちが昂ぶる。「この家だったら、ここにベッドと本棚を置いて、冷蔵庫はここで…ああ、...

雪の階 奥村光 中央公論新社

Twitter界隈で絶賛されていたので手に取ってみた。 奥村光は初挑戦の作家さん。作品は二・二六事件をテーマにしていて主人公は華族の令嬢。「これは設定だけでストライクなヤツ!」と前知識がほとんどない状態で読んだ。 結論から先に書...

口笛の上手な白雪姫 小川洋子 幻冬舎

8つの短編小説からなる短編集。 なんだかんだ言って小川洋子の信者なので、小川洋子の新刊は取り合う読む事にしている。 『妊娠カレンダー』以降、ずっと追いかけている作家さんではあるけれど『博士の愛した数式』でブレイクしてからは「きれ...

不時着する流星たち 小川洋子 角川書店

エリザベス・テイラーや牧野富太郎等、実在した人物をモチーフにして書かれた短編集。 伝記ではなく、あくまで「実在した人物にヒントを得た」と言うだけで「大人のための童話集」と言う感じ。 小川洋子が自分の好きな物を集めて「自分の為の好...

ロゴスの市 乙川優三郎 徳間書店

乙川優三郎は初挑戦の作家さん。時代小説を多く書いている人なので今まで手に取った事がなかった。 『ロゴスの市』はは時代小説ではなく現代設定の恋愛小説。翻訳家の男性と同時通訳者の女性の恋愛で、2人が大学時代から中年期まで描かれている。 ...

我が家のヒミツ 奥田英朗 集英社

奥田英朗は初挑戦の作家さん。活躍されていたのは知っていたけれど「ミステリーの人」と言うイメージが強くて、今まで手に取ろうと言う気になれなかった。 ミステリー以外の作品も書かれているなんて知らなかったのだけど「家族シリーズ」と呼ばれる作...

琥珀のまたたき 小川洋子 講談社

最近、小川洋子は調子が上がってきている気がする。 『琥珀のまたたき』では圧倒的な小川洋子ワールドを堪能させてもらった。 『博士の愛した数式』のようなハートフル路線が好きな人は止めておいた方が良い。小川洋子の残酷さが発揮された「優...

金魚姫 荻原浩 角川書店

お久しぶりの荻原浩。嫌いじゃないのだけど私にとって当たり外れの激しい作家さん。 ツボにハマる時は最高なのだけど、微妙に外す事も多い。そして今回は当たりだった。 日本の大人のファンタジーって感じの作品。『押入れのちよ』が好きな人な...

ロストデイズ 大崎善生 祥伝社

大崎善生は好きな作家さんなのだけど、今回はあまり楽しむことが出来なかった。 もし、私が独身時代に読んでいたら、それなれら楽しめた気がするのけれど、結婚して子どもを持った今の私は主人公カップルの気持ちに添う事が出来なかった。 なん...

夜のピクニック 恩田陸 新潮社

真面目な青春小説だった。とある高校に全校生徒が24時間かけて80キロを歩く「歩行祭」と言う伝統行事があり、その歩行祭が物語の舞台となっている。 主人公は女子高生で、クラスに異母兄弟がいて、彼と確執をもったまま歩行祭に挑んで……という筋...

黄昏の百合の骨 恩田陸 講談社

少女漫画風味爆走……というノリの小説だった。 かなり馬鹿馬鹿しいが、漫画だと思えば、そこそこ楽しめるのではないかと思う。「大人の読み物」として冷静な気持ちで読んではいけない。 綺麗で超人的な人しか出てこないので。「そんなヤツいね...

ネバーランド 恩田陸 集英社

なかなか楽しませてくれる小説だった。なにしろ舞台が私立男子校の寮ときたもんだ。 『摩利と新吾』だの『トーマの心臓』だのといった、往年の名作耽美漫画にドキドキした世代の人間にとって、私立男子校の寮というのは、1つのドリームなので...

幸福な王子 オスカー・ワイルド 新潮文庫

クリスマスが近づいてくると、ふと読みたくなる1冊。 クリスマスってのは西洋の行事なので、西洋の話を読みたくなるのは自然な成り行きなのかも知れない。この作品以外だO・ヘンリの短編集なんかも「クリスマス向き」な気がする。 児童書とか...

水に埋もれる墓 小野正嗣 朝日新聞社

『水に埋もれる墓』は私に受け付けない文章だったが、ある意味において上手いと思う。読んでいて気分が悪くなる文章なのだ。モダンホラーとか、そっち向きの文章。 いちいち「おえっ」となるポイントをくすぐってくると言うか。好きな人にはたまらいの...

夏と花火と私の死体 乙一 集英社文庫

ジャン・コクトー風味ただよう物語だった。 17歳で書いたとは思えないほどの出来栄え。「死体の視点」というのも面白いし、子供達だけで悪いことをする…って設定も良い。 鬼ごっこのように続いていく物語の作りが素敵で、ドキドキしながら読...

暗黒童話 乙一 集英社

ひとことで感想を語るなら「そこそこ出来たB級ホラー」ってところだろうか。 童話にホラーを絡めるのも、眼球に持ち主の記憶が宿っているのも、手垢にまみれたネタで、目新しいところが1つもなかった。 私が「乙一」という人のパターンに慣れ...

GOTH 乙一 角川書店

初めて読んだ『石の目』が良かったので、続けてこれも読んでみた。 図書館のホラーの棚に並んでいたし、猟奇殺人を扱った連作短編集なので、心ときめかせて読み始めたのだが……ぬるい。ぬる過ぎる。 こんなので猟奇なんて言葉を使って欲しくは...

石の目 乙一 集英社

子供の頃から、お話を読むのが、好きで好きでたまらなかった人が書いた小説だなぁ……と思った。 創作童話風の短編が4つ収録されていた。 大の大人が息抜きに読むのに丁度良いくらいの文章で、乙一が若い時に書いたものとのことだが、なかなか...

愛情はふる星のごとく 尾崎秀実 青木書店

『愛情はふる星のごとく』は作者の尾崎秀実が獄中から家族に当てて書いた手紙をまとめた書簡集。 尾崎秀実は理論家で、ジャーナリストとして活躍するも、ゾルゲ事件で治安維持法によりスパイ容疑で検挙され、二年後に処刑されている。 愛情はふる星...
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