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白蓮

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母の恋文谷川徹三・多喜子の手紙 谷川俊太郎 新潮社

谷川俊太郎が自らの両親の手紙を編集した書簡集である。人の恋文を読むというのは、ひどく退屈な作業だってことをはじめて知った...

ジョゼと虎と魚たち 田辺聖子 角川文庫

表題作をはじめとする恋愛小説ばかり集めた短編集だった。旅のお共に連れ出して、新幹線の中で読んだのだが、なんとも感想が書き...

ゆめはるか吉屋信子 田辺聖子 朝日文庫

文庫本なのに1冊1000円、しかも上下2冊組の長編だった。ハード・カバーが出版された時から読みたいと思っていたのが、やっ...

不憫惚れ 法昌寺百話 立松和平 アートン

法昌寺というお寺に集まってくる人々の話を繋げて1冊にした連作短編集。実在するお寺がモデルとのこと。物語の中に出てくる「た...

図書準備室 田中慎弥 新潮社

本年度(2012年)の芥川賞受賞作家の作品って事で手にとってみた。芥川賞、直木賞がらみで作品を選ぶと外すことが多いので、...

僕らが旅にでる理由 唯野未歩子 文藝春秋

スイーツ風味漂う「自分探し」小説だった。主人公はセックスに溺れる歯科医大に通う女子大生。ふとしたキッカケから40歳の男と...

愛と苦悩の手紙 太宰治 角川文庫クラッシックス

『愛と苦悩の手紙』は題名ズバリそのままの書簡集だった。作家の日記や、書簡集を読むというのは、推理小説を読むのと少し似てい...

下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件 嶽本野ばら 小学館

なかなか面白かった。作者の「関西人スピリット」を感じずにはいられない。きっと、嶽本野ばらは土曜日の午後、吉本新喜劇を観な...

それいぬ 正しい乙女になるために 嶽本野ばら 文春文庫PLUS

久しぶりに再読してみた……と言うよりも購入してみた。たぶん3冊目の購入。うち2冊は人にあげたり貸したりして、自分の手元か...

ミシン2/カサコ 嶽本野ばら 小学館

『下妻物語』が映画化されて、すっかり人気者になった嶽本野ばら(私は親しみを込めて「のばやん」と読んでいる)の最新作。ファ...

カルプス・アルピス 嶽本野ばら 小学館

ここ何冊か「ちょっとなぁ」という作品が続いていたので、軽快して買わずに図書館で借りてしまったのだけれど、この本なら買って...

デウスの棄て児 嶽本野ばら 小学館

初めて参加したサイン会で購入したハードカバー本である。サイン会の感動は日記に書いたので、気になる方はコチラまで。嶽本野ば...

下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん 嶽本野ばら 小学館

嶽本野ばらがこんなに下衆で面白い作品が書ける作家さんだとは思っていなかったので、ある意味において衝撃的だった。私は、こう...

鱗姫 嶽本野ばら 小学館

嶽本野ばらの作品は『カフェー小品集』を読んで、あまりの「乙女光線」にクラクラしたので、もう彼の作品を読むことはないだろう...

エミリー 嶽本野ばら 集英社

「嶽本野ばら作品って、ちょっと苦手かも」と言いつつ、今回もまた読んでしまった。耽美な雰囲気は好きなのに、どこか越えられな...

サンカーラ この世の断片をたぐり寄せて 田口ランディ 新潮社

数年ぶりに田口ランディの作品を読んでみた。『コンセント』で衝撃を受け、数冊続けて読んだのだけど、盗作騒動以来ずっと手を出...

もう消費すら快楽じゃない彼女へ 田口ランディ 幻冬舎文庫

一時期、活字好き、かつネット好きな人々を思いっきり熱狂させた「ランディ・ワールド」は私も、ご多分に漏れず夢中になっていた...

マークスの山 高村薫 早川書房

人間には、どうしても得手、不得手というものがあるらしい。「脱・ミステリ音痴」を目指してチャレンジしてみたのだが、読み終え...

李歐 高村薫 講談社文庫

私は先天的にミステリ音痴らしくて、推理とかサスペンスってのはとんと苦手だ。ここ何年かは意識してホラーなどを読むように心掛...

官能小説家 高橋源一郎 朝日新聞社

朝日新聞に連載されていた新聞小説を単行本化した1冊。新聞連載中から気になっていたのだけれど、連載にはつきものの「続く」が...

ドールズ 高橋克彦 角川ホラー文庫

題名のとおり「人形」をキーワードにした恐怖小説だった。「人形」というよりも「人形師」の方が主かも知れないが、人形好きなら...
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