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"吉村昭"

紅梅 津村節子 文藝春秋

すごく良かった。あまり良かったものだから、ちゃんと感想を書ける気がしない。 それくらい良かった。 私は20年来、津村節子...

遍路みち 津村節子 講談社

やっぱり好きだなぁ。この作津村節子の文章。なんかこう…品があって良い。 品があるけど取りすました感じがしないのが、とても...

女の引出し 津村節子 中公文庫

読みやすく、上品な文章で、気持ちの良いエッセイ集だった。 創作の裏話などもあり、作者のファンとしては嬉しい1冊。 読書録...

縮んだ愛 佐川光晴 講談社

地味な作品だった。とくに書き出しの凡庸さには溜息が出てしまうほどだった。 佐川光晴の作品を読むのは2冊目だが、最初に読ん...

逆事 河野多惠子 新潮社

私は河野多惠子を知ってからと言うもの、ずっと好きでいるのだけれど、いま敢えて言いたいことがある。 「河野多惠子の作品って...

漂泊の牙 熊谷達也 集英社

熊谷達也は2004年の直木賞を受賞した作家さんなので初挑戦してみた……のではなくて、某兄さんが、以前から熱く語っていたの...

「奇譚クラブ」の人々 北原童夢 河出文庫

日本初の総合変態雑誌「奇譚クラブ」について検証した本である。 そのテの物が苦手な人が読めば、気分の悪くなるような写真やイ...

加賀乙彦と津村節子の対話 愛する伴侶を失って 加賀乙彦・津村節子 集英社

加賀乙彦と津村節子の対話本。どちらも好きな作家さんだけあって読み応え抜群の1冊だった。 題名から想像出来るけれど、この作...

地の蛍 内海隆一郎 徳間書店

戦時中、炭坑を開発するために東京を離れて地方にやってきた主人公と、彼を支える人達の物語だった。 炭坑と言っても石炭ではな...

いしいしんじのごはん日記 いしいしんじ 新潮社

『いしいしんじのごはん日記』は題名の通り、いしいしんじの日記だ。 それほど良い作品だとも思えないのだけど、何故だか、しっ...