「む」の作家

お久しぶりの村上春樹。『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』から4年も経っているとのこと。なんだか、つい最近読んだ...

第155回芥川賞受賞作。村田沙耶香の作品を読むのは6冊目だけど1番よく出来た作品だと思う。かなり面白かった。 ただ村田沙...

村田喜代子と言う作家さんを追うようになってからずっと「この人の書くものにハズレなし」と思っていたけれど、今回はじめて無理...

私は40代になってから村田喜代子と出会えた事を幸せに思う。 中高年女性の心理描写が抜群に上手い。たぶん私が20代で読んで...

村田沙耶香者の作品を読むのはこれで5冊目。 毎度、絶賛している訳でもなく「厨二病的だ」とか「まぁ、分からんじゃないけど」...

村上龍と言うと、かつては村上春樹と並んで「Ｗ村上」なんて呼ばれている大御所だけど、恥ずかしながら、作品は数冊しか読んだ事...

ここ数年ハマっている作家さんなのだけど、今までの作風とは全く違っていて驚かされた。 それまでの作品をイメージして読むとコ...

評判の良かった映画の原作本。映画はかなり人気があったみたいだけれど、私はその良さがちっとも分からなかった。 「もしかした...

村山由佳の自叙伝的小説という事らしい。主人公は小説家の女性。 母親との確執を中心にして描かれている。そう言えば、この読書...

久しぶりに私好みの恋愛小説に出会った。 ものすごく暗くて救いのない話である。何しろ主人公は実の兄妹で愛し合ってしまうのだ...

『ハコブネ』は自分の性に違和感を覚えている３人の女性達が主人公の物語。セクシャリティ小説とでも言えば良いのかな。 非常に...

ビックリするほど厨二病的な作品だった。 しかし大真面目な作品だ。ラノベっぽくもあるけれど、ラノベにあらず。 舞台は近未来...

前回読んだ作品がちょっと面白かったので続けてもう１冊手に取ってみた。 表題作と他２編。表題作は群像新人文学賞の優秀賞を受...

ツイッターで評判が良さそうだったので読んでみた。 『タダイマトビラ』のテーマは家族。 子どもを愛することが出来ない母親に...

表題作を含む７編からなる短編集。 最近、ガツガツと村田喜代子の作品ばかり読んできて、どれもこれも当たりだったけれど、これ...

『屋根屋』は中年女が、自宅の屋根を修理してくれた「屋根屋」の男と、夢の中で旅をする物語。 好きな人と「夢で会いたい」と思...

表題作を含む４編からなる短篇集。表題作は芥川賞受賞作。収録されている作品はどれも骨太で面白かった。 表題作は従姉妹たちと...

『ゆうじょこう』は硫黄島から熊本の遊郭に売られてきた娘の視点からなる連作短編。 廓を舞台にした小説は沢山読んできたけれど...

『雲南の妻』は控えめに言って怪作だと思う。 なんだろう…この感じ。私、村田喜代子の虜になってしまいそうだ。 村田喜代子者...

なんだか吃驚するくらい上手い小説だった。ずっと共働きをしてきた団塊世代の夫婦の物語。 夫が病に倒れ、それに立ち向かってい...

久し振りに「文学」に触れたような気がする。 最近は本を読んでも「小説だなぁ」と思うことはあっても「文学だなぁ」と思うこと...