吉屋信子

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黒薔薇 吉屋信子 河出書房新社

『黒薔薇』と書いて『くろしょうび』と読ませるらしい。作者が個人的に作って郵送していた同人誌(パンフレット)に掲載していた小説集で、表題作を含めた3つの小説と、ちょっとした随筆が収録されていた。 作者の作品を読み解く時「同性愛」というテ...
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花物語 吉屋信子 国書刊行会

実のところ、それほど期待せずに読んだのだが、良い意味で裏切られてしまった。「しょせん少女小説でしょ?」なんて構えていたのだが、とんでもなく面白かったのだ。膨大な数の短編集なのだが、それぞれのネタが被ることなく、個性的に面白いだなんて! スト...
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あの道この道 吉屋信子 文春文庫

「少女漫画の基本ここにあり!」と叫びたいような物語だった。当時、少女達の間でどれだけ愛されたかは想像に難くない。お金持ちの赤ちゃんと、貧乏人の赤ちゃんが取り違えられて、運命に翻弄されながらも健気に生きる……という波乱万丈、昼メロ仕立て(実際...
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屋根裏のニ処女 吉屋信子 国書刊行会

作者の初期作品というだけあって、なんだかなぁ……という作品だった。少女小説的な文章のノリについていければ、そこそこ読めるかも。私は半分ほど読むまで、けっこう辛かった。ドラマチック具合でいうと、前回読んだ『暁の聖歌』の方が上。しかし作者の思い...
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暁の聖歌 吉屋信子 ゆまに書房

吉屋信子と言えば少女小説の元祖といったイメージがあるけれども流石にリアルタイムでは知らなくて『ゆめはるか吉屋信子』田辺聖子を読んでから、にわかに気になっていて、やっと手にとってみたのだが、これが以外と面白かった。 やはり少女小説なだけ...